ニュース 2015.01.08. 07:00

1年前の1月8日を答え合わせ! 中田翔に課せられた“サード転向”プラン

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1年前、サード転向へ向けて準備をしていた中田翔だが・・・[Getty Images]
 ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。

 各選手がそれぞれの場所でシーズンに向けた自主トレを敢行するこの時期。中田翔は高校の先輩である西岡剛と自主トレに励み、サード再転向という新たな転機へ向けての準備を行なった。果たして、その結果は…。2014年1月8日の出来事は以下の通り。


● 日本ハム・中田が自主トレを公開 高校の先輩・西岡らとともに

 日本ハムの中田翔内野手が、大阪府吹田市内で自主トレーニングを公開。あいにくの雨模様となったが、室内練習場にて大阪桐蔭高の先輩にあたる西岡剛らとともに汗を流した。14年から三塁へのコンバートを言い渡されており、この日は三塁手用のグラブで練習。「外野手用と比べたらかなり小さい。早く慣れないといけない」と述べ、「西岡さんには学ぶことがたくさんある」と技術の吸収に意欲を見せた。

→ 三塁の定位置奪取へ意欲を見せた中田であったが、守備の悩みから打撃に悪影響を受ける悪循環に苦しんで開幕は慣れ親しんだレフトへ。結局、ファーストでは22試合の出場があったものの、サードでの出場はなかった。ちなみに、今年も西岡や同僚の西川遥輝とともに自主トレを敢行している。

● 中日・谷繁“選手”は故障厳禁 二軍調整は不可能!?

 中日の谷繁元信選手兼任監督が、横浜市内で自主トレを公開。選手と監督の両立のため、故障しない体づくりをテーマに挙げた。「考えたよ。オレが故障したらどうなるのかなって。ファームの試合に出るのかなって」と谷繁監督。もしもケガをした場合、出場登録を抹消することはできるが、治療器などが充実しているナゴヤ球場でリハビリを受けられるのは一軍の試合が地元で開催される日に限られる上、復帰前に二軍で実戦復帰するということも難しく、復帰時期は当然遅くなる。そんな兼任監督ならではの不安を吐露した。

→ そんな不安が的中してしまった。5月26日のソフトバンク戦、7回の走塁中に左太もも裏を負傷すると、自らバツ印を掲げて交代を申し出た。登録抹消はせず出場を続けたが、6月には再び同じ箇所を痛めるなど苦しいシーズン。また、その状況の中でも監督を監督に専念させるような捕手が出てこなかったという点で、改めてチームの課題が浮き彫りになった。

● ロッテ・大嶺翔太、具志堅アフロ&改名で飛躍の一年へ!

 ロッテの翔太がQVCマリンフィールドで自主トレを公開。故郷である石垣島の英雄・具志堅用高氏にあやかったアフロヘアーをお披露目した。「故郷の英雄。一歩でも近づきたい。今年こそ一軍に食い込みたい」と決意を語った翔太。14年からは登録名をフルネームの「大嶺翔太」に変更し、飛躍を誓う。

→ 5年目にして悲願の一軍出場を果たすと、8月7日の楽天戦では嬉しいプロ初安打を本塁打で記録した。10月に行われたファーム日本選手権では3安打1本塁打の大暴れでファーム日本一に貢献。MVPも獲得し、15年シーズンヘ向けて弾みをつけた。

● ガッツのトレードマークが復活!しかし本人は「気分です」

 中日に移籍した小笠原道大がナゴヤ球場での自主トレを公開。07年の巨人への移籍を機に剃り落とされていたヒゲが復活した。それでも本人は「気分です。剃ったり伸ばしたりすると思います。でも、こだわりを持たれるのも窮屈ですし、自然体でお願いします」と苦笑い。ヒゲスタイルが復活となれば06年以来8年ぶりということになるが、果たして...。

→ ヒゲをたくわえたままシーズン開幕を迎えると、代打の切り札として復活。代打で6打席連続安打を記録し、00年に種田仁氏が打ち立てた球団記録に並ぶなど、81試合で打率.301、1本塁打、18打点をマークした。

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