今週は、前にもちょっとお話した菅野投手について。
先日も、菅野投手に何かあるようだと、巨人の優勝は非常に苦しくなるとお話しましたけれど、7月19日のマツダスタジアムでの広島12回戦、菅野投手が先発して、6回2/3、7安打4失点、しかも菅野投手が一番嫌がっている広島・安部選手にホームランを打たれて、7回途中で降板。これが広島戦3連敗のスタートになってしまった訳です。
1回から3回までは毎回三振で抑えていたのですが、4回から7回までは毎回失点。珍しいのですが、毎回得点されて、ベンチがついに、菅野投手をマウンドから降ろしました。
その間の投球を見ていると、速球は145~146キロくらい。あまりキレはない。菅野投手らしいコントロールが見られない。逆に、コースを大きく外れるボールが多く、特にアウトローのスライダー、これが菅野投手の持ち味ですが、これがなかなか決まらない。案の定、7回にストライクをとりにいったところを打ち込まれ、原監督が重い腰をあげたわけです。
菅野投手は、春先から順調に勝ち星をあげていましたが、4月26日のヤクルト戦、青木選手・山田選手・バレンティン選手に三者連続ホームランを打たれ、5月8日のDeNA戦では、勝ったけれど6回までに4失点という、“らしいくない”交代もありました。そして、阪神との8回戦、6回途中までに11本のヒットを打たれてノックアウト。菅野投手にしては、珍しく2試合連続のKOと、本来の姿ではありませんでした。
その原因というのが、菅野投手の口からは出てこない、球団の発表ももちろんない。腰が多少悪いという事は前から言われていたけれど、何が原因なのかはわからない。そして5月21日、登録抹消となり、ファームで10日調整をして、また一軍に復帰した。ということは、どこかが完全に故障しているという事ではないと思う。
6月9日に一軍へ復帰し、6月は1勝1敗。ただし、6月23日の交流戦・ソフトバンク戦では制球を乱し、2回途中でノックアウト。いずれにしても、菅野投手らしい安定感がない。どのゲームでも、案手感がない。まさか!という場面が非常に多かった。そして7月8日の阪神戦、7回途中で11安打を浴びてノックアウト。7月19日の広島との12回戦では、前述したように6回2/3で、7安打4失点でノックアウトとなりました。
本当に菅野投手に何もないのか、あるいは、言えない大きな事情があるのか、でも休んでないから、大きな事情はないだろうという事になるんですが、今年の菅野投手を見ていると、110キロ台のボールがほとんどない。コントロールを売り物にしていたピッチャーが不安定。今年はその頑張りがきかずに、ノックアウトされる。特に、コントロールに不安にある。
堀内恒夫さんが、読売新聞の記事の中で、どうも今年の菅野投手は、手投げが目立つと言っていましたが、確かに手投げというのは、コントロールが付かない投げ方。堀内さんが言われる通り。では、その自慢のコントロールが、どうして狂ってしまっているのか、これは本当に手投げだけなのか、という事ですが。
投球フォームがしっくり来ないと、彼も思っていると思うんですね。
あとは、少し菅野投手の体が太い...というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、やはりちょっと太いと思ったんです。それで打たれてはいけないので、自然体ではなく、思い切り投げる。
思いきり投げるとういう事が、菅野投手のピッチングフォームのバランスを崩しているのではないかと思うんですね。
巨人にもいいコーチがいっぱいいるので、これから先、どう修正してくるのか。
不安があって、もしかしたら、ランニングが少し足りないのではないか、彼は練習が非常に好きです。ですから、人一倍練習をするので、練習不足という事は、絶対ないのですが、ランニングが足りないのではないか、ランニングによって、体を締めて、もっと体を使うようにしたらどうかなと思うのです。
これは、我々素人目から見た意見で、菅野投手からすれば、「そんな事もうやっているよ」と言うかも知れません。しかし、いつまでも菅野投手の状態がこうだと、巨人は非常に苦しい。
8月、9月、決戦の時期に、巨人はどうするのか? これは見ものだと思います。菅野投手に時間を与えて、体を鍛え直すことが、果たしてできるか。ただ、それが正しいかどうかは解りませんが、いずれにしても菅野投手に対して、もうちょっと時間を与える余裕が、巨人にあるかどうか。投げられるので大丈夫!という事で、このまま行ったら、菅野投手で星を落とすことが多くなって、そうなると投手陣全体が崩れてしまいます。
菅野投手のどこが悪いか、他に何かあるのか、菅野投手は去年、シーズンの被本塁打が14本しか打たれていないのですが、今年は7月19日現在で被本塁打が17本。この辺でも、去年と今年の投手の違いがわかると思います。
絶妙のコントロールを取り戻すために、もう少し絞って、しなやかな体と腕を作る事が、肝心ではないかと、私は思います。
先日も、菅野投手に何かあるようだと、巨人の優勝は非常に苦しくなるとお話しましたけれど、7月19日のマツダスタジアムでの広島12回戦、菅野投手が先発して、6回2/3、7安打4失点、しかも菅野投手が一番嫌がっている広島・安部選手にホームランを打たれて、7回途中で降板。これが広島戦3連敗のスタートになってしまった訳です。
1回から3回までは毎回三振で抑えていたのですが、4回から7回までは毎回失点。珍しいのですが、毎回得点されて、ベンチがついに、菅野投手をマウンドから降ろしました。
その間の投球を見ていると、速球は145~146キロくらい。あまりキレはない。菅野投手らしいコントロールが見られない。逆に、コースを大きく外れるボールが多く、特にアウトローのスライダー、これが菅野投手の持ち味ですが、これがなかなか決まらない。案の定、7回にストライクをとりにいったところを打ち込まれ、原監督が重い腰をあげたわけです。
らしくない菅野
菅野投手は、春先から順調に勝ち星をあげていましたが、4月26日のヤクルト戦、青木選手・山田選手・バレンティン選手に三者連続ホームランを打たれ、5月8日のDeNA戦では、勝ったけれど6回までに4失点という、“らしいくない”交代もありました。そして、阪神との8回戦、6回途中までに11本のヒットを打たれてノックアウト。菅野投手にしては、珍しく2試合連続のKOと、本来の姿ではありませんでした。
その原因というのが、菅野投手の口からは出てこない、球団の発表ももちろんない。腰が多少悪いという事は前から言われていたけれど、何が原因なのかはわからない。そして5月21日、登録抹消となり、ファームで10日調整をして、また一軍に復帰した。ということは、どこかが完全に故障しているという事ではないと思う。
6月9日に一軍へ復帰し、6月は1勝1敗。ただし、6月23日の交流戦・ソフトバンク戦では制球を乱し、2回途中でノックアウト。いずれにしても、菅野投手らしい安定感がない。どのゲームでも、案手感がない。まさか!という場面が非常に多かった。そして7月8日の阪神戦、7回途中で11安打を浴びてノックアウト。7月19日の広島との12回戦では、前述したように6回2/3で、7安打4失点でノックアウトとなりました。
本当に菅野投手に何もないのか、あるいは、言えない大きな事情があるのか、でも休んでないから、大きな事情はないだろうという事になるんですが、今年の菅野投手を見ていると、110キロ台のボールがほとんどない。コントロールを売り物にしていたピッチャーが不安定。今年はその頑張りがきかずに、ノックアウトされる。特に、コントロールに不安にある。
堀内恒夫さんが、読売新聞の記事の中で、どうも今年の菅野投手は、手投げが目立つと言っていましたが、確かに手投げというのは、コントロールが付かない投げ方。堀内さんが言われる通り。では、その自慢のコントロールが、どうして狂ってしまっているのか、これは本当に手投げだけなのか、という事ですが。
投球フォームがしっくり来ないと、彼も思っていると思うんですね。
素人目には…
あとは、少し菅野投手の体が太い...というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、やはりちょっと太いと思ったんです。それで打たれてはいけないので、自然体ではなく、思い切り投げる。
思いきり投げるとういう事が、菅野投手のピッチングフォームのバランスを崩しているのではないかと思うんですね。
巨人にもいいコーチがいっぱいいるので、これから先、どう修正してくるのか。
不安があって、もしかしたら、ランニングが少し足りないのではないか、彼は練習が非常に好きです。ですから、人一倍練習をするので、練習不足という事は、絶対ないのですが、ランニングが足りないのではないか、ランニングによって、体を締めて、もっと体を使うようにしたらどうかなと思うのです。
これは、我々素人目から見た意見で、菅野投手からすれば、「そんな事もうやっているよ」と言うかも知れません。しかし、いつまでも菅野投手の状態がこうだと、巨人は非常に苦しい。
8月、9月、決戦の時期に、巨人はどうするのか? これは見ものだと思います。菅野投手に時間を与えて、体を鍛え直すことが、果たしてできるか。ただ、それが正しいかどうかは解りませんが、いずれにしても菅野投手に対して、もうちょっと時間を与える余裕が、巨人にあるかどうか。投げられるので大丈夫!という事で、このまま行ったら、菅野投手で星を落とすことが多くなって、そうなると投手陣全体が崩れてしまいます。
菅野投手のどこが悪いか、他に何かあるのか、菅野投手は去年、シーズンの被本塁打が14本しか打たれていないのですが、今年は7月19日現在で被本塁打が17本。この辺でも、去年と今年の投手の違いがわかると思います。
絶妙のコントロールを取り戻すために、もう少し絞って、しなやかな体と腕を作る事が、肝心ではないかと、私は思います。