ニュース 2020.01.17. 17:00

少年野球の新しい潮流になるか? 東京ヴェルディ・バンバータが「中学部U-15」を創設

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軟式野球クラブチーム、東京ヴェルディ・バンバータは、2017年から少年野球チーム「東京バンバータJr.」を設立、従来の日本野球スタイルを見直し、新しい少年野球像を追求してきたが、今年からあらたに「中学部U-15」を立ち上げると発表した。




東京ヴェルディ・バンバータ(旧東京バンバータ)は、東京都軟式野球連盟1部に所属する軟式野球チーム。2008年に創設されたが、2017年にMLBドリームカップで全国優勝するなど全国優勝4回、屈指の強豪軟式野球チームとして全国に知られていた。

しかし東京バンバータは、単なるアマチュアクラブチームではなく、クラブチームの運営を通してチームグッズの販売や、スポンサーの獲得、大会運営のサポートなど様々なビジネス領域に事業を展開。「日本のスポーツビジネスの新しい形」を追求してきた。

東京バンバータは、クラブフィロソフィーとして
1. 野球を通じてできるビジネスマンを輩出する
2. 野球界におけるイノベーションを起こす
3. TOKYOらしさの追求
を掲げていた。

2018年10月5日にはJリーグの東京ヴェルディと業務提携し、「東京ヴェルディ・バンバータ」となる。
この提携の目的は、
「スポーツクラブ運営のロールモデルを創り上げること」
であるとし、「体育」から「スポーツ」へのパラダイムシフトを目指しているとしている。

こうした取り組みの一環として、クラブでは2017年より、子どもの主体性を重視し、家庭の負担を軽減する少年野球の在り方を目指し、東京バンバータJr.を展開してきた。



昨今、少年野球など学校や協会、連盟による指導体制は、様々な問題をはらんでいる。
指導者のパワハラや暴力、子どもの生活や健康面を軽視した長時間の指導、肩、肘、腰の酷使による健康問題、「勝利至上主義」によって生まれる多くの「試合に出られない子ども」の問題。
これらによって、若年層の「野球離れ」は進み、中学野球部員は著しく減少している。

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