好調・巨人がセ界をリード
セ・リーグでは目下、昨季の王者・巨人が19勝9敗2分と「10」もの貯金を作り、2位・ヤクルトに3.5ゲーム差をつけて首位に立っている。
ここまでチームの状態が良好かというと、そんなこともない。守護神・デラロサの故障、打線の軸である坂本勇人、丸佳浩の打撃不振などもあったが、首脳陣の巧みなマネジメントと、チャンスを与えられた選手たちの活躍が光る。
27日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』に電話出演した川相昌弘氏は「たとえば二軍から上げて使った田中豊樹であったり、ヤクルト戦で3連投した大江であったり、出てきた選手が役割を果たしているところが、誰かがいないというのを感じさせないのが巨人なんじゃないかなと思いますね」と評価した。
確かに川相氏が名前をあげた田中豊樹や大江竜聖をはじめ、野手でも増田大輝、重信慎之介、北村拓己、石川慎吾といった選手たちの活躍が、好調なチームを支えている。誰かが故障で離脱しても、打撃の状態があがらなくても、そこを誰かがカバーする。巨人の独走状態はこのまま続くのか、そのサイクルの陰にある原采配からも目が離せない。
(ニッポン放送ショウアップナイター)