ニュース 2020.12.10. 18:40

オリックス・山﨑福也がアップ更改、6年目の飛躍の裏に新指揮官「恩返しをしたい」

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契約更改交渉後の会見に臨んだオリックス・山﨑福也投手

過去最高の5勝をマーク


 オリックスの契約更改が10日に行われ、先発に転向して5勝(5敗)を挙げた6年目の山﨑福也投手が600万円増の2200万円で更改。背番号を「0」から「11」に変更して臨んだ今季、対ソフトバンク戦では3年ぶりの白星を挙げるなど、5勝(防御率4.50)を挙げたドラ1左腕は、来季の目標に「2ケタ勝利」を掲げた。

 日大三高-明治大を経て2015年にドラフト1位で入団。これまではロングリリーフでの起用が多かったが、今季途中からは先発を任されてローテーションを守った。目標とする10勝以上を挙げるためには、「接戦で投げ切きることと、スタミナをつけて投球技術を磨くこと」を課題に挙げた。

 緩急を使った投球が持ち味の山﨑にとって成長のキッカケになったのが、来季から正式に一軍の指揮を執ることになった中嶋聡監督からアドバイスだったという。「オリックスに来られた(18年の)秋季キャンプからマン・ツー・マンで、ヒザやグラブを持った手の使い方など、ポイント、ポイントで詳しいことを教えてもらった。そのあたりから投球の感じがよくなってきた。いい成績を残して恩返ししたい」と、さらなる飛躍を誓っていた。


福田はチーム3人目の保留者に


 また、9年目の左腕・海田智行投手は今季、6試合の登板に終わり、1950万円減の2200万円で更改。来季に向け、「チャンスは少ないかもしれないが、前だけを向いて歯を食いしばってやっていくしかない」と言葉少な。それでも「自分にできることは少ないが、悩んでいる選手がいれば声をかけることを積極的にやりたい」と自身の役割を自覚していた。

 野手では、10年目のドラ1・後藤駿太外野手が700万円ダウンの2100万円でサイン。一軍出場23試合と、プロ入り後10年間で最も少ない数字となり、「何も言うことがありません」と白旗。俊足で強肩、守備範囲の広さにも定評のある27歳は、今春のキャンプで課題の打撃向上に取り組み、開幕スタメンをつかんだが、50打数6安打、打率1割2分に終わった。

 守備面は評価されたが、「若い選手が出てきている。守りだけでは一軍に残るのは難しい。打つだけではなく、すべてを見つめ直す」と、危機感を募らせた。ファンの誰からも「駿太」と愛される謙虚で心優しいプレーヤーの巻き返しを期待したい。

 また、福田周平内野手は、サインを保留。提示額との間には「意外」というほどの開きがあったとのこと。「出塁率や打率、(相手投手に)球数を投げさせた部分は、自分でも評価している。納得して新しいシーズンを迎えたいので、持ち帰らせてもらった」と静かな口調で語った。

 今季はケガ影響で出遅れたが、76試合の出場で、打率.258、0本塁打、24打点、13盗塁、出塁率は「.366」という成績を残し、主に1番打者としてチームに貢献。オリックスの保留者はこれで、澤田、田嶋に続いて3人目となった。


文=北野正樹(きたの・まさき)
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