ニュース 2020.12.16. 08:09

【eBASEBALL】ペナントの行方を占う「セ・パe交流戦」が開幕!

無断転載禁止
©Nippon Professional Baseball / ©Konami Digital Entertainment

オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”


 一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』。15日からは節が変わり、『セ・パe交流戦』が開幕した。

 今年は新型コロナウイルスの影響により、現実のプロ野球では残念ながら開催中止となってしまった、リーグの威信をかけた戦い…。意地とプライドがぶつかり合うだけでなく、昨季もこの『e交流戦』を制したロッテがパ・リーグ王者になっているように、ここでの戦績がペナントレースの行方を左右するというのは、まさに現実のプロ野球と同じだ。


 15日は、セ・パe交流戦:前節の初日。この日は「ヤクルト-ソフトバンク」「巨人-日本ハム」「中日-西武」の3試合の模様が配信された。


▼ 動画はコチラ



好調・ソフトバンクが強さを見せる



 この日の第1カードはヤクルトとソフトバンクの戦い。プレイヤーはヤクルトがルーキーの渡部隼人。対するソフトバンクはキャプテンの加賀谷颯太。最後の最後まで緊迫した展開となった開幕戦は、現実のプロ野球でも日本一4連覇を達成した王者が強さを見せた。

 加賀谷はチャンスを作りながらあと一本が出ない展開に泣いたが、その一方で集中を切らすことなく、ヤクルト打線をシャットアウト。4回は一死一・二塁というはじめてのピンチを迎えたが、ここでエース・千賀滉大を投入する勝負手を打つと、相手のエンドラン失敗にも助けられて無失点を継続する。

 するとその直後、5回表に千両役者が魅せた。柳田悠岐が高めの真っすぐを強引にスタンドまで放り込み、ノドから手が出るほど欲しかった先制点をゲット。最後は守護神の森唯斗が締め、ソフトバンクが大事な交流戦を白星発進。今季の戦績も5勝2分と、無敗を継続した。


「プロ3年目」同士の激突は最後の最後に…!



 第2カードは巨人と日本ハムの対戦。プレイヤーは巨人が高川健、日本ハムは及川裕也。ともに在籍3年目になるお馴染みのプレイヤー同士の顔合わせとなった。

 こちらも2回まで両軍無安打で進む静かな立ち上がり。試合が動いたのは4回裏、巨人が安打で出た走者を犠打で進め、主砲・岡本和真の適時打で先制に成功。さらにヘラルド・パーラにも適時打が飛び出し、2-0で最終回を迎える。

 ところが5回表、日本ハムが猛反撃。大田泰示の適時二塁打で1点差と迫り、なおもチャンスで代打・万波中世が値千金の同点打。逆転とはならなかったが、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 しかし、最後に意地を見せたのは巨人の高川。逃げ切り失敗も引きずることなく、一死二塁のチャンスで坂本勇人が劇的サヨナラ打。この勝利により、巨人が5割復帰(3勝3敗1分)を果たした。


18歳vs.19歳!



 第3カードは中日-西武。プレイヤーは中日がプロ2年目の18歳・新井宇輝、西武は19歳ルーキーの毛利隼也。若き2人の意地がぶつかり合った。

 この試合は初回から動く。まずは西武が4番・中村剛也の犠飛で1点を先制。しかし、中日も直後に福田永将の適時打ですぐさま同点。立ち上がりから火花散る戦いとなる。

 両軍無得点で迎えた3回、西武は一死一・三塁のチャンスを作ると、主砲・山川穂高でエンドランを敢行。この奇襲が実り、打球は右翼線に落ちる勝ち越しの適時打。さらに二死から川越誠司にも適時打が飛び出し、3-1と勝ち越しに成功した。

 終盤はリード・ギャレットから平井克典、平良海馬と強力リリーフ陣でつないでリードを死守。西武がそのまま3-1で勝利を収め、ルーキー・毛利は嬉しいプロ初勝利となった。

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西