ニュース 2021.01.05. 17:00

ロッテ、昨季25歳以下の右打者の本塁打0 出てこい若き右の長距離砲!

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ロッテの山口航輝[撮影日=2020年2月11日]

25歳以下の右打者の本塁打0


 昨季マリーンズのチーム本塁打はリーグワースト2位タイの90本塁打で、チーム最多本塁打はマーティンの25本塁打、次いで井上晴哉の15本塁打だった。

 さらに詳しくみると、3位が中村奨吾の8本塁打、4位が清田育宏の7本塁打、5位タイでレアード、安田尚憲の6本塁打と続いていく。上位6人中4人が右打者だが、25歳以下の右打者の本塁打は0。昨季4本塁打を放った田村龍弘は、5月生まれで開幕前に26歳となっていた。

 清田は今年の2月で35歳、レアードが9月で34歳、井上が7月で32歳、中村が5月で29歳と、中堅からベテランに差し掛かる右打者が多く、長打力のある選手だけでなく、“打てる右打ち”の野手の台頭が待たれる。

 25歳以下の右打者はというと、茶谷健太、西巻賢二、山口航輝、新人の西川僚祐の4人に、育成の植田将太、谷川唯人、山本大斗を加えた7人。ちなみに25歳以下の左打ちの野手は8人となっている。

▼ 25歳以下の右打者の昨季一軍成績(支配下のみ)
・山口航輝(00年8月18日生)
一軍出場なし

・西巻賢二(99年4月22日生)
11試 率.250 本0 点0 盗0 OPS.646

・茶谷健太(98年1月16日生)
31試 率.063 本0 点0 盗1 OPS.125

山口は昨季ファームで全試合に出場


 この中で、注目したいのが今季3年目を迎える山口航輝。昨季はファームで全70試合に出場し、打率.258、チームトップタイの7本塁打、チームトップの30打点を挙げた。8月25日の巨人との二軍戦からシーズン最終戦となった11月1日の楽天戦にかけて4番で出場するなど、34試合で4番を務めた。

 山口の最大の魅力は長打力。6月26日の西武との二軍戦では、体勢を崩されながらもレフトスタンドへ放り込むパワーを見せた。力強いスイングでレフト方向への引っ張りの打球を打つだけでなく、右方向への長打も打てる。1年目の19年は6本中2本、2年目の20年は7本中3本が右方向へ放った本塁打。降雨によりノーゲームとなってしまったが、7月15日のDeNAとの二軍戦で、アウトコース高めのストレートをライトスタンドへぶち込む一発は見事だった。

昨季の四球数は19だったが、映像を見ていると、ボール球に手を出さなくなり、低めの変化球も見送れるようになった印象を受ける。9月23日の巨人との二軍戦では、野上亮磨が投じた外角のスライダーをしっかりと見送り四球を選んだ。

 守備面では外野手登録ではあるが、昨年11月に行われたフェニックスリーグではファーストでも出場。ファーストで出場となった11月8日のオリックス戦では、レフトスタンドに豪快な本塁打を放っている。外野だけでなく、一塁も守れることで出場の幅が広がり、そのぶんチャンスが増えるはずだ。

 昨季は同学年の藤原恭大がシーズン終盤に一軍に昇格し、プロ初本塁打を含む2本塁打を放ちアピールするなか、山口は1年目に続き一軍出場はなし。

 昨年2月の春季キャンプは19年11月の秋季キャンプ中に左足を骨折したことにより、二軍スタート。楽天モンキーズとの国際交流試合で藤原、和田康士朗をはじめ若手選手が活躍していたときに山口は、「(藤原)恭大、和田さんをはじめ、若い人が活躍しているのを見ていたし、それを見て自分も負けてはいけないと思いました」と悔しがった。

 また、2月の練習試合で藤原、和田が一軍でプレーしているときも「めちゃくちゃ気になります。結果を見て、また恭大が打ったなというのを見ているし、和田さんが打っているのも見ているし、負けてられないというか、自分も続かなきゃという感じです」と話しており、シーズン中もファームで一緒に汗を流していた同世代の選手たちが一軍で活躍する姿に刺激を受け、自身も負けたくない、続いてやるぞという気持ちがあったことだろう。

 安田尚憲、藤原恭大、佐藤都志也、高部瑛斗、福田光輝、平沢大河、和田康士朗など期待の若手にやや左打者がやや多め。さらに大学生ナンバー1ショートと呼ばれる小川龍成も左打ちだ。将来的に見ても、右打者の台頭、右の長距離砲が必要になってくる。春季キャンプ、オープン戦からガンガン存在感を示していきたい。

文=岩下雄太

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