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先発転向のオリックス増井「勝率5割以上で1年間ローテーションを守る」

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自主トレを公開したオリックス・増井投手

12球団からの勝利&セーブもなるか!?


 今季から本格的に先発に転向するオリックスの増井浩俊投手が12日、自主トレを公開。すでに12球団からセーブを挙げている36歳の右腕は「ヤクルト戦で勝って、初めての12球団からのセーブと勝利を挙げた投手になりたい」と意気込んだ。

 先発に向けての調整は2010年のルーキー以来という12年目のベテランが、大阪市内の球団施設に若干スリムになって現れた。先発のスタミナをつけるため、オフの間は長い距離を走って約2キロ減量し、「気になっていたお腹も引っ込んだ」と、トレーニングの成果を体形の変化で示した。昨季はシーズン途中に抑えから先発に転向し、2勝2敗と満足のいく成績は残せなかったが、「ある程度、試合は作れた」と手応えは感じている。

 その感触を確信に変えるためには、5回以上、100球以上を投げられるスタミナと、新しい球種が必要となる。スタミナをつけるためには、キャンプでの投げ込みが欠かせない。昨春のキャンプでの投げ込みは多くて80球程度で、先発では70~80球でマウンドを降りていた。試合で投げる体力をつけるためにも、今キャンプでは100~120球の投げ込みを予定している。

 投球の幅を広げることも必須だ。昨季の先発マウンドでは、救援では使うことが少なかったカーブを使い、新たに覚えたシュートも交えて緩急の差で投球スタイルを一変させた。今季はさらに、速いスライダーとカットボールで横の幅を広げ、「点を取られないことも大事だが、少ない球数でいかにイニング数を稼げるかが勝てる投手のポイント」と、効率の良い投球で“NEW増井”を披露する考えだ。

 12球団で唯一勝ち星のないヤクルトは「新人の年に1イニング投げて肩を痛めた苦い思い出しかない」と言いながらも、「やり返して記録を達成できれば最高」と、リベンジに思いを馳せる。

 増井は「どれだけ先発でやれるか未知(の世界)。勝率5割以上で1年間ローテーションを守るためにも、キャンプから熱くいきたい」と初心に帰る。日本ハム時代の2016年、シーズン途中で先発に転向し10勝3敗(完封1)、防御率2.44という成績を残してリーグ優勝に貢献した右腕に、今季のチーム浮上への期待がかかる。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき) 
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