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オリックスの新選手会長・吉田正が6年目のシーズンへ決意「チームの優勝を目指したい。個人としては……」

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オリックス・吉田正尚選手[球団提供]

今季は盗塁も披露!?


 昨季、初めて首位打者のタイトルを獲得したオリックスの吉田正尚選手が22日、契約更改交渉に臨み、推定8000万円アップの2億8000万円プラス出来高でサインした。

 2020年中に予定されていた1度目の更改は延期となり、2年連続開幕投手を務めた山岡泰輔投手とともに異例の越年交渉となっていた。昨年12月、選手会長に就任した吉田正は「2年連続最下位なのでチームの優勝を目指したい。個人としてはタイトルを一つでも多くとりたい」と、6年目のシーズンに向けて意気込みを語った。

 2019年オフの更改では「ツーハンドレッドミリオン(2億)です」と自ら明かしたが、今回は「もろもろも含めて(3億円の大台に)乗るか、乗らないか。察していただければ」と、オブラートに包んだ。

 越年交渉になったことについては、「オフシーズンが短く、今回初めて代理人に任せたが、下交渉の時期が元々遅かった。1月4日からの自主トレ(沖縄)もあり、時間が合わなかっただけ。大筋で(金額は)決まっており、契約するつもりだったので僕自身は焦りなどなかった」と、タイミングの問題だったと説明。

 久保充広・球団管理部長も「タイトルを取り、出塁率も高いところを最大限、評価した。自主トレを優先したいという思いを理解したので、この日程になった」と、円満に交渉が進んだことを強調した。

 若月健矢前会長から選手会長職を引継いだ後、初となる球団幹部との話し合いの場になったことで、「野球の面と、環境面の要望を伝えた」という。具体的には、本拠地・京セラドーム大阪内に選手の仮眠ルームを設置することや、戦術に直結する新しい部門の設置も求めたという。久保管理部長は「チームを勝たせたい、チームを強くしたいという思いは、我々も同じ。どちらも前向きに検討したい」と、新選手会長の提案を採用する考えを示した。

 沖縄での自主トレは21日まで日本ハムの西川遥輝外野手と実施。吉田正は「西川さんの作ったメニューで、6勤1休のハードなものだった。(西川さんには)盗塁で恩返しをしたい」と、3度盗塁王に輝いた西川仕込みの走塁術を会得したようだ。

 「自分のベストを尽くせば、結果はついてくる。ゴールに向けてどのように準備するかだけ。今季も一つでも多く一番を目指してやってきたい。そうすれば自然とチームもいい方向に向くので、引っ張っていきたい」。選手会長、主軸としての重責を結果で示す覚悟だ。


文=北野正樹(きたの・まさき)
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