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苦手意識払拭なるか?! オリックス初の対外試合・ロッテ戦に田嶋が先発「仕上がりは良い」

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オリックス新体制初戦の先発に備え、21日にブルペンで調整する田嶋大樹(撮影=北野正樹)

昨季は5勝18敗1分けの“鬼門”


 オリックスは23日、『球春みやざきベースボールゲームズ』でロッテと対戦中嶋聡新監督になって初めての対外試合に、4年目の左腕・田嶋大樹が先発する予定だ。

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 オリックスにとって、昨季のロッテは鬼門だった。開幕カードの楽天戦(京セラドーム大阪)に1勝2敗で乗り込んだZOZOマリン。初戦を5-6で競り負けると、まさかの6連敗。コロナ禍で開幕が大幅に遅れ、移動のリスク軽減などのため、同一カード6連戦という変則日程の“犠牲者”になった。開幕早々に躓いたチームは再び浮上することなく、当時の西村徳文監督はシーズン途中で事実上の解任となるなど、苦しんだ。

 開幕直後の6連敗を含め、ロッテとの昨季の対戦は5勝18敗1分け。王者・ソフトバンクにも大きく負け越した(5勝17敗2引き分け)が、その他のチームとはほぼ互角(西武12勝11敗1分け、楽天12勝10敗2分け、日本ハム11勝12敗1分け)に戦っただけに、ロッテ戦での大敗がなければ、もう少しは浮上していたはずだ。

 まずは練習試合とはいえ、開幕を前に左のエース・田嶋で苦手意識を払しょくしたいところ。田嶋は昨季、4勝6敗と勝ち星には恵まれなかったものの、山岡泰輔や山本由伸がケガで離脱する中、プロ入り3年目で初めてシーズンを通してケガなくローテーションを守ること成功。今季もローテの中軸として大きな期待がかけられている。

 キャンプ休日前の21日、ブルペンで26球を投げて軽めの調整を行った田嶋は、「仕上がり状態は良いと思う。自分のやりたいことが出来ていて、見つかった課題も練習でしっかりと補えている」と充実した表情を見せていた。

 今季のオリックスのキャンプは、A・B両組が同時に同じ練習を行い、投手と野手が一緒に練習をする機会が多く、無駄のない効率的なメニューが組まれている。その分、各選手が自分の課題に取り組む「個別練習」の時間が増えた。

 これまでもひとりを好み、ひとりで黙々と自分の課題に沿った練習をしてきた田嶋にとっては大歓迎の状況だ。「僕は走らないとダメなタイプなので、個別練習の時間が増えたのはありがたい」と、サブグラウンドを黙々と走る姿が多くみられるようになった。マイペースで出来る練習は、質・量ともに充実しており、それが順調な仕上がりにつながっているのだろう。

 新生・中嶋オリックスの初めての船出となる試合については、「特別な思いは持たず、やってきたことだけを出して、やるべきことをやるだけ。その日の最善の選択をして、良いピッチングにつなげたい」と、熱い心は胸にしまい、いつも通り淡々とした口調で語った。

 中嶋監督は、報道陣から『先陣を切るのは田嶋か』と質問され、「そうなの?」と煙に巻いたが、公式戦でのスタートダッシュを公言しているだけに、新しい体制になって初めてのゲームに、田嶋をはじめ選手らがどのような姿を見せるのか、大きな期待を寄せていることは間違いない。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき)
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