ニュース 2021.03.19. 19:38

ロッテ、随所に光る高い走塁意識

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8回、巨人・大竹(17)の暴投でロッテの三走和田が生還。捕手岸田=東京ドーム(C) Kyodo News

好走塁


 昨季はリーグワーストのチーム打率.235、得点はリーグワースト2位の461得点と貧打に喘いだ2位・ロッテは、なかなか得点が奪えないなかで、シーズン通して先の塁を狙い“足”を使った攻撃が光った。今年はシーズン開幕を目前にして、その走塁への意識がワンランク上がったように見える。

 19日の巨人とのオープン戦では1-0の5回一死二塁の場面で、藤岡裕大がセンター正面に放った当たりで、田村龍弘が二塁から生還。得点には繋がらなかったが、6回には四球で出塁したマーティンが山口航輝の打席中に、桜井俊貴が低めに投じたカーブを捕手の大城卓三が弾いたのを見て、二塁へ進んだ。

 2-1の8回には、二塁打を放ったマーティンの代走で登場した和田康士朗が魅せた。二死二塁から井上晴哉の初球、途中出場した捕手の岸田行倫が弾く間に三塁へ(記録は盗塁)。さらに和田は、1ボール2ストライクから大竹寛が投じた外角のスライダーを、捕手の岸田が三塁方向に少し弾いたわずかの隙に、三塁からヘッドスライディングでホームを陥れた。

 田村が先制の適時二塁打を放った場面も、先頭の中村奨吾が死球で出塁し、続く安田尚憲が一塁ゴロに倒れたが、1ボール2ストライクからスタートを切っていた一塁走者の中村が二塁へ進み、田村の適時二塁打に繋がった。この日挙げた3点は、全て“足”が絡んでいる。

相手の隙を見逃さず


 この日の試合だけでなく、“1つ先を狙う走塁”が2月の対外試合から随所に見られる。今年は特に、捕手が弾いた間に、1つ先の塁を陥れることが多い。

 2月28日の西武戦では、7-3の9回一死一、二塁、福田の初球、キャッチャーが弾いたのを見て、一塁走者・柿沼友哉、二塁走者・和田がそれぞれ進塁し、二死後、佐藤都志也が2点適時打を放った。

 オープン戦に入ってからも3月11日の楽天戦、5-8の9回二死一塁、高田萌生が投じたボールを捕手・太田光が一塁ベンチ方向に弾き、ボールが転々としている間に一塁走者の吉田裕太が三塁へ進塁。

 17日の日本ハム戦では2-0の3回一死一、二塁から山口の打席で暴投の間に二塁走者の藤原恭大が三塁へ進む好走塁を見せると、菅野剛士のレフト前安打で3点目のホームを踏んだ。二塁から1本の当たりでホームに還ってこられるか微妙だっただけに、暴投の間に三塁へ進んだことが得点に繋がったといえるだろう。

 昨季からの積み重ねが、チーム全体に浸透し、隙があればいつでも“次の塁を狙うぞ!”という姿勢、意識が画面越しから伝わってくる。この日も4安打だったように、走塁にプラスもう少し打てれば、得点力も上がってくるはずだ。

文=岩下雄太

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