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オリックスのドラ1・山下舜平大が二軍戦で公式戦デビュー「まだ幼い」

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ファームで公式戦デビューを飾ったオリックスのドラ1右腕・山下(撮影=北野正樹)

予定の2回を1安打1四球、2奪三振の1失点


 オリックスの未来の大器、今年入団したドラフト1位の山下舜平大投手(福岡大大濠高)が、本拠地でベールを脱いだ。

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 15日、京セラドーム大阪で行われたウエスタン・リーグの阪神戦で初登板・初先発。公式戦デビューは、2イニングを33球、1安打、2三振、1四球、1失点だった。

 「緊張して、少しフワフワしていた」と振り返った1回の初球は、先頭の小幡竜平へ外角高めの151キロでストライク。「ど真ん中に、思い切り投げてこい」と言ってくれた“女房役”松井雅人の言葉で、落ち着きを取り戻した。小幡を外角の149キロで左飛に打ち取り、次打者北条史也にはファウルで粘られたが9球目の148キロ直球で中飛。3番・板山祐太郎は外角高めの146キロで空振り三振に仕留めた。

 しかし、2回は先頭の井上広大を四球で歩かせると、小野寺暖は120キロのカーブで見逃し三振に仕留めたが、次打者の荒木郁也を簡単に追い込みながらボークをとられ、3球目の149キロを中前に運ばれ先取点を与えてしまった。

 「絶対に四球は出さないつもりだったが、(井上が)前日に本塁打を打っていたので、一発を警戒して力が入ってしまった。あの四球が1点に結びついてしまった」と、単調になった投球を反省し、「まだ幼いな、という感じ」と続けるなど、自分を冷静に客観視できる、高卒新人とは思えないコメントだった。

 4月3日のプロアマ交流戦で先発。初めて実戦登板した際には、連続三振の後、連続四球から3ランを浴びた。この日も、課題とした四球をキッカケに失点したが、次打者・島田海吏を2球で追い込んで3球目の147キロで遊直に打ち取り、予定の2イニングを締めた。

 高校時代の監督の指導で、持ち球は直球とカーブだけ。この日も、2つの球種だけでプロの打者に相対したのだから、ミスも絡んでの1失点は上々だろう。オリックスの小林宏・二軍監督も「(投球内容は)よかった。しっかりと腕を振り、どんどん打者に向かっていったところもよかった」といい、今後の育成方針として「球数を増やしながら直球を磨き、段階を踏んで変化球にも取り組ませたい」と話す。
 
 「もっと制球を磨かないといけない。一軍デビューも考えるが、二軍でのトレーニングも大事。先走ることなく、これから覚える変化球を生かすためにも、直球を極めていきたい」と山下。昨年のドラ1・宮城大弥は171センチ、80キロと小柄な左腕だが、山下は189センチ、93キロの大型右腕だ。山岡泰輔、山本由伸、田嶋大樹らに続く主力投手の誕生を予感させる、そんなデビュー戦だった。


写真・文=北野正樹(きたの・まさき)
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