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最下位・DeNAは巻き返し可能?里崎氏「交流戦が勝負」

DeNAの三浦大輔監督

 29日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』にショウアップナイター解説者の里崎智也氏が出演し、ここまでのセ・リーグについて言及した。

 セ・リーグは阪神が開幕から好調を維持し19勝9敗、貯金10と首位を走る。リーグ3連覇を目指す巨人は、開幕直後に主力選手の新型コロナウイルス感染による離脱や、主力打者の不振などがあったなか、ここまで16勝9敗4分の2位だ。3位・ヤクルトまで貯金生活となっているが、4位・広島、5位・中日、6位・DeNAが借金を抱える。特に中日が借金5、DeNAが借金14で、最下位のDeNAは首位・阪神に12ゲーム離されている状況だ。

 ただ、勝負はまだ始まったばかり。里崎氏は「交流戦が勝負」と話す。「大げさに言うと、交流戦は18勝0敗、0勝18敗になることが可能ですよね。極論ですけど、18ゲームをひっくり返せる可能性がある」と分析する。

 「一昨年のDeNAは交流戦前まで調子が悪かったのに、交流戦で4位、セ・リーグ2位に入って一気にAクラスに入った。2007年には日本ハムが交流戦入る前までBクラスだったのに、交流戦で12連勝して一気にリーグ優勝したケースもある」。里崎氏が話すように、現在最下位のDeNAは19年に交流戦前、23勝29敗の4位だったが、交流戦では10勝7敗で12球団中4位、セ・リーグでは2位と健闘。シーズンが終わったときには71勝69敗3分の2位でフィニッシュした過去がある。

 「そう考えると、交流戦で一気に下克上をおこる可能性があるし、突っ走る可能性もある。DeNAはソト、オースティンの状態が上がってきたし、チームにまとまりが出てきて、交流戦をうまく乗り越えれば、一気に浮上する可能性もある。そこで躓いたら今も広がっているので、もっと広がってしまう可能性もある」と交流戦の戦いの重要性を説いた。

 里崎氏は「DeNAと中日が交流戦で、もっと頑張らないと。そこの借金分が上にのっかっている」とセ・リーグを盛り上げるためにも、下位の2球団の奮起を促した。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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