ニュース 2021.05.05. 23:20

オリックスが“エース”山本由伸で黒星…念願の借金返済はならず「要所のところで中に入った」

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7回途中5失点(自責4)で降板したオリックス・山本由伸(撮影=北野正樹)
2021.05.05 13:00
埼玉西武ライオンズ 6 終了 2 オリックス・バファローズ
メットライフ

今季ワーストの10被安打&4失点


 エース・山本由伸に託された、オリックスの“借金返済”はならなかった。

 珍しく、勝負所で制球の甘さが目立った。1回、先頭の若林楽人を3球で追い込みながら、145キロのカットボールが真ん中に入って右中間二塁打に。2番・源田壮亮、3番・森友哉は空振り三振に仕留めたが、4番・中村剛也を歩かせた後、5番・栗山巧を2球で追い込みながら、インコースを狙った153キロのストレートがやや甘く入り、中前へはじき返された。結果、暴投で三進していた若林がホームに生還し、先制点を許してしまった。

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 西武の2点目が生まれた3回も、先頭の源田を3球で追い込みながら、6球目のストレートが真ん中に入り、左翼線二塁打を許したことがキッカケとなった。5回にも二死一塁から盗塁や悪送球が重なり三進され、中村の適時打で失点。7回には一死一塁から再び源田に高めの151キロを左中間へ運ばれ、適時三塁打を放たれた。

 結局、源田の適時打を浴び、6回1/3、自身ワーストの被安打10、奪三振6、与四球2、自責点4で降板。今季、イニング途中の降板は、中5日で登板したソフトバンク戦(ペイペイドーム)の5回1/3以来、今季2度目となる。


 「立ち上がりから常に走者を背負いながらの苦しい投球になってしまった。ここ最近、チームの流れもよかったので、何とか粘って抑えたかったが、粘り切ることが出来ず、悔しいです」と振り返った山本。オリックスの中嶋聡監督は「今日は要所のところで(ボールが)中に入った感じがした。詰めのところで(ボールが)浮いたり、コントロールができていなかったたりした」と、勝負所での制球の甘さを指摘した。

 攻撃面では、1回に先頭・宗佑磨が中前打。一死後、吉田正尚の右前に抜けようかという打球が、西武の山田遥楓の美技に阻まれ、4回無死一塁の場面も源田の好守で併殺になるなど、流れも西武に傾いていた。

 念願の借金返済は叶わなかったが、4月30日のソフトバンク3連戦(京セラドーム大阪)から、移動日なしで迎えた西武との3連戦(メットライフドーム)の計6連戦を、3勝2敗1分けと勝ち越した。

 指揮官は「(今日は西武・今井が)かなりのレベルの投手になっていて、なかなか打ち崩せなかった。(チームの状態は)そんなに悪くない。本当に向こうの投手がよかったと、割り切っていきます」と振り返りつつ、競り合う中で着実に力をつけつつあるチーム力に対する手応えも口にした。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)
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