

○ DeNA 5x - 4 オリックス ●
<エキシビションマッチ・京セラD大阪>
オリックスは8日、京セラドーム大阪でのエキシビションマッチでDeNAと対戦。先攻と後攻を入れ替えて行われた一戦は、9回にDeNAに4点を奪われ逆転サヨナラ負けに終わった。
先発の田嶋大樹が4回を43球、3安打、2奪三振、無四球で無失点。5回から登板の2番手・山﨑福也も6回に内野ゴロの間に1点を与えたものの、8回まで51球、3安打。緩急の差で打たせて取る本来の投球に、右打者の外角へのチェンジアップで泳がせ6奪三振と、安定した投球を披露した。
9回に杉本裕太郎のソロで4-1とリードを広げた後も山﨑福は登板し、両左腕で試合を締めるかと思われたが、先頭の関根大気に右中間三塁打を許し一死後の内野ゴロで2点差。二死死から森敬斗に右前安打を許した後、ドラフト2位ルーキー・牧秀悟にカウント2-2から2ランを浴びて同点に。代わった張奕は柴田竜拓に四球を与え、代走・宮本秀明が盗塁後の二死二塁から楠本の適時内野安打でサヨナラ負けを喫してしまった。
ビジターで迎える後半戦のロッテ戦。9回の最後の守りを想定しての特別ルールでの先攻・後攻の変更で、問題点を洗い直すことが出来たオリックス。中嶋聡監督は「先発(要員)ですからね、あの回(9回)を気にしているわけでは。ただ、あそこまで行ってからの長打ですからね。誰もが分かっている、やったらアカンことをやっているわけですから」と、山崎福の二死からの本塁打に苦言。
さらに、張奕については「言い方は悪いが、なんか整理が出来ていないですね。自分のボールがどれで、何なのか。ただ、勢いで行くなら、勢いで行けばいいし、全く整理が出来ていない」と、持ち味を生かしていない投球内容に疑問を呈した。
明るい材料は、3本の本塁打だろう。2回にバックスクリーンへ先制ソロを運び「真っすぐに少し詰まっていたが、しっかりと振り切れたのであそこまで飛んでくれたと思う。最近、あまり感じがよくなかったので1本出てよかった」と笑顔のT-岡田。若月健矢は5回に2ランを放ち「浮いてきた変化球をしっかりと芯でとらえることが出来た。もうすぐ後半戦が始まるのでいい1本が出てくれてよかった」、9回にソロを放った杉本は「しっかりとコンパクトに打ちに行ったことがいい結果につながった」と、いずれも復調の手応えを口にした。中嶋監督も、「しっかりと(バットが)振れている。その点はいいかな」と安堵の表情を浮かべた。
6回から二塁の守備に就いた内野のユーティリティープレーヤー、大城滉二が楠本のバント処理の際に右ひざを痛め、担架に乗せられて退場するアクシデントもあった。
後半戦に向け、エキシビションマッチは残り1試合。投攻守で明暗が分かれる試合となった。
取材・文・写真=北野正樹(きたの・まさき)
<エキシビションマッチ・京セラD大阪>
オリックスは8日、京セラドーム大阪でのエキシビションマッチでDeNAと対戦。先攻と後攻を入れ替えて行われた一戦は、9回にDeNAに4点を奪われ逆転サヨナラ負けに終わった。
先発の田嶋大樹が4回を43球、3安打、2奪三振、無四球で無失点。5回から登板の2番手・山﨑福也も6回に内野ゴロの間に1点を与えたものの、8回まで51球、3安打。緩急の差で打たせて取る本来の投球に、右打者の外角へのチェンジアップで泳がせ6奪三振と、安定した投球を披露した。
9回に杉本裕太郎のソロで4-1とリードを広げた後も山﨑福は登板し、両左腕で試合を締めるかと思われたが、先頭の関根大気に右中間三塁打を許し一死後の内野ゴロで2点差。二死死から森敬斗に右前安打を許した後、ドラフト2位ルーキー・牧秀悟にカウント2-2から2ランを浴びて同点に。代わった張奕は柴田竜拓に四球を与え、代走・宮本秀明が盗塁後の二死二塁から楠本の適時内野安打でサヨナラ負けを喫してしまった。
ビジターで迎える後半戦のロッテ戦。9回の最後の守りを想定しての特別ルールでの先攻・後攻の変更で、問題点を洗い直すことが出来たオリックス。中嶋聡監督は「先発(要員)ですからね、あの回(9回)を気にしているわけでは。ただ、あそこまで行ってからの長打ですからね。誰もが分かっている、やったらアカンことをやっているわけですから」と、山崎福の二死からの本塁打に苦言。
さらに、張奕については「言い方は悪いが、なんか整理が出来ていないですね。自分のボールがどれで、何なのか。ただ、勢いで行くなら、勢いで行けばいいし、全く整理が出来ていない」と、持ち味を生かしていない投球内容に疑問を呈した。
明るい材料は、3本の本塁打だろう。2回にバックスクリーンへ先制ソロを運び「真っすぐに少し詰まっていたが、しっかりと振り切れたのであそこまで飛んでくれたと思う。最近、あまり感じがよくなかったので1本出てよかった」と笑顔のT-岡田。若月健矢は5回に2ランを放ち「浮いてきた変化球をしっかりと芯でとらえることが出来た。もうすぐ後半戦が始まるのでいい1本が出てくれてよかった」、9回にソロを放った杉本は「しっかりとコンパクトに打ちに行ったことがいい結果につながった」と、いずれも復調の手応えを口にした。中嶋監督も、「しっかりと(バットが)振れている。その点はいいかな」と安堵の表情を浮かべた。
6回から二塁の守備に就いた内野のユーティリティープレーヤー、大城滉二が楠本のバント処理の際に右ひざを痛め、担架に乗せられて退場するアクシデントもあった。
後半戦に向け、エキシビションマッチは残り1試合。投攻守で明暗が分かれる試合となった。
取材・文・写真=北野正樹(きたの・まさき)