○ パイレーツ 4× － 3 カージナルス ●
＜現地時間8月29日　PNCパーク＞

　パイレーツの筒香嘉智外野手（29）が29日（日本時間30日）、本拠地でのカージナルス戦に「6番・右翼」で先発出場し、2点ビハインドの9回一死から劇的なサヨナラ3ランを放った。

　2回の第一打席は一ゴロに終わった筒香だったが、1点ビハインドで迎えた4回に一死満塁で打席が回ると、レフトに犠飛を放って試合を振り出しに戻す打点をマーク。その直後にチームは再びリードを許したが、2点差のまま迎えた9回の第4打席に大仕事をやってのける。

　カージナルスの“守護神”レイエスから2つの四球で一死一、二塁とし、筒香に打席が回ると、初球の甘く入ったスライダーを一振りで捉え、これが右翼場外へのサヨナラ5号3ランに。サードベースを回ってヘルメットを放り投げると、ホームベース上でペットボトルのシャワーを浴び、歓喜の瞬間を迎えた。

　試合後のインタビューでは「このピッツバーグでチームに貢献できたことが非常に嬉しく思います」と笑顔で語り、加入後の活躍に関しては「チームメイト、スタッフが声をかけてくれてやりやすい環境を作ってくれるので、そのおかげだと思います」と感謝の言葉を続けた。

　この日は3打数1安打でチームの全打点を挙げ、これでパイレーツ移籍後は13試合で打率.333、5本塁打、11打点のOPS1.424と、見事な活躍を見せている。