ニュース 2021.10.21. 00:49

オリックスが“元ジュニア”のドラ2・野口&ドラ5・池田に指名あいさつ

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「開幕一軍」を目標に掲げた関大・野口智哉(右は谷口悦司スカウト)〈写真=北野正樹〉

ドラ2・野口は即戦力としてチーム力の底上げに期待


 オリックスは20日、ドラフトで指名した2位の野口智也内野手(関大)と、5位の池田陵真外野手(大阪桐蔭高)の指名あいさつを行い、即戦力と評価される野口は、「開幕一軍」を目標に掲げた。

 牧田勝吾・球団本部編成部副部長、谷口悦司、内匠政博、下山真二の各スカウトが関大を訪問。学内の会議室で野球部の田尻悟郎顧問、早瀬万豊監督、野口と面談した。牧田副部長は「遊撃は我々の一番の補強ポイント。その中で一番評価が高かったのが、スカウト全員一致して野口選手だった」と指名理由を説明。

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 担当の谷口スカウトは「即戦力の遊撃手として一番評価が高い選手だった。長打力があり二塁打も多く、バットが振れるのも魅力。肩が強くスローイングもいい」と評価し、「内野では紅林弘太郎や太田椋ら若手が出てきているが、チームの層を厚くするピースになってくれる。一軍は優勝争いをしているが、チームの厚みを増し、レギュラー争いの中でチームの底上げをするためにも、野口君の力が必要。ポジティブで切り替えの速さもプロ向き」と、野口の加入でチーム力のさらなる強化が図れるとした。

 また、野口がオリックスジュニア出身ということに関連し、「(同じジュニア出身で)昨年、獲得した来田涼斗君も頑張ってくれている。我々としてはジュニア出身者を獲りたいとの思いもあった」と続けた。

 一軍打撃コーチから転出し、昨年1年間、野口を担当した下山スカウト(東海地区担当)は、「プロで一番大切な身体能力の高さを持ち、十分(一軍の)レベルに達している。打撃と守備だけでなく、走力もある。リード面や走るコースなどを覚えたら、もっと脚は生かせるようになる」と、走攻守揃ったレベルの高い選手へ期待を込めた。

 社会人野球・日本生命の監督から関大監督に転じて8年目の早川監督と、オリックスのスカウト陣のうち、内匠スカウトは日生のコーチ時代の選手であり、谷口、下山両スカウトは日生監督時代の選手といった旧知の仲。牧田副部長は「そうした縁や、強いパイプが(結果として)野口君の指名につながった」と、2位で指名できたことについて、改めて安どの表情を浮かべていた。

 野口は、「開幕一軍 野口智哉」と自ら書いた色紙を持参。「ジュニア時代はオリックスでプレーするのが夢だったが、実現するとは考えられなかった。他の地域のレベルの高さを知り、負けないように死に物狂いでやった経験は大きい。その恩を結果で返していきたい」と、ジュニア時代の経験が今につながったことに感謝し、「オリックスは若い選手が多く、勢いがある。自分もしっかり乗っていきたい。紅林さんは本塁打を2ケタ打って、オリックスの顔。いいところを学んで、開幕一軍をつかみたい」と、目標を掲げた。


ドラ5・池田は森友哉似!?


 一方、5位の池田は、牧田副部長と、谷口、乾絵美両スカウトが訪問し、大阪桐蔭高の校長室で面談した。

 谷口スカウトは「体は小さい(172センチ)が勝負強い打撃で、(大阪桐蔭高出身の)森友哉(西武)に近い。ミート力もあり、木のバットにも対応しやすいので楽しみ」とコメント。同選手をオリックスジュニア時代に指導したことのある乾スカウトは、「その時は捕手で、打撃はもちろん、チームを統率する力もあり、安心して捕手を任せられた」と当時を振り返った。

 同校の西谷浩一監督は、「とにかく練習熱心。彼を休ませようとして全体の練習スケジュールを変更したのに、練習は変わらず取り組んだ。それからは体のケアなどのアドバイスに変えた」と、練習に取り組む姿勢の一端を明かした。

 また、池田は「(ポジションは変わったが)乾さんに成長した姿を見てもらいたい。チームに流れを持ってくることが出来る勢いのある選手になりたい」と語り、プロ入り後の目標に「首位打者」を掲げた。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)
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