ニュース 2022.01.07. 10:00

ロッテ最後の100打点は12年前!今年こそ“100打点”の壁を突き破れるか?

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ロッテの安田尚憲

直近10年のチーム打点王は…


 ロッテは昨季リーグトップの584得点を挙げた。ただ、9月以降は打線全体が下降し、東京五輪明けに限ると得点数はリーグ3番目(200得点)だった。シーズン終盤はポイントゲッターだったマーティンが故障で離脱した時期もあり得点力が落ちた。マーティンが不在の時期はあったが、レアードはリーグ2位の95打点をマークし、打線を牽引した。

 昨季はリーグ最多安打と盗塁王に輝いた荻野貴司が1番に座り、チャンスメーカー、ときにポイントゲッターにもなる中村奨吾が上位打線にいる。打点数が稼ぎやすい状況ではあるが、昨季100打点を超えた選手はいなかった。

 ロッテは直近10年で100打点以上マークした選手は誰もいない。90打点以上あげたのも、この10年でデスパイネ、井上晴哉、レアードの3人のみ。最後に100打点以上挙げたのは、2010年に103打点を挙げた井口資仁現監督まで遡らなければいない。

▼ 直近10年のチーム打点王
12年 61打点 角中勝也
13年 83打点 井口資仁
14年 61打点 クルーズ
15年 73打点 クルーズ
16年 92打点 デスパイネ
17年 52打点 鈴木大地
18年 99打点 井上晴哉
19年 89打点 レアード
20年 67打点 井上晴哉
21年 95打点 レアード

リーグ優勝したチームの打点数


 直近5年のリーグ優勝したチームの最多打点者を見ても、17年のソフトバンクはデスパイネ、18年と19年の西武は浅村栄斗(現楽天)、中村剛也が打点王に輝き、18年が浅村、山川穂高、19年が中村、山川、森友哉の3人が100打点以上挙げた。ここ2年はリーグ優勝チームの最多打点者は100打点に届いていないものの、リーグ優勝するためにも、しっかりと打点を稼げる頼もしいポイントゲッターは必要不可欠だ。

▼ 直近5年間のリーグ優勝チームの最多打点者
17年 103打点 デスパイネ(ソフトバンク)☆
18年 127打点 浅村栄斗(西武)☆
19年 123打点 中村剛也(西武)☆
20年  86打点 柳田悠岐(ソフトバンク)
21年  83打点 杉本裕太郎(オリックス)
☆は打点王

 昨季は、春先に安田尚憲がリーグトップの打点数をマークしていたが、出場機会が減少した後半戦はわずかに11打点しか挙げられなかった。チームトップの95打点を挙げたレアードも、4月終了時点で8打点にとどまり、5月以降に打点を稼いだ。

 過去にはポイントゲッターが井上のみというシーズンもあったが、今はレアード、マーティンなど打点を稼げる選手が多くいる。昨季は100打点以上挙げた選手はいなかったが、その時々でポイントゲッターとなる選手が安田、レアード、マーティンと分散していたこともあり、リーグトップの558打点を記録した。

 長いシーズン戦っていくためには、好不調の波が少なくコンスタントに打点を稼げる選手が出てきて欲しいところ。レアード、マーティンの両外国人が100打点に一番近いが、長い目で見ると、安田には今季100打点の壁を突破してもらいたい。

 安田は昨季開幕から4番に座り、4月終了時点の打率は.211だったが、4月16日のオリックス戦では0-3の8回に値千金の第3号同点3ランを放つ勝負強さを見せるなど、打点数はリーグトップの29打点を記録した。

 その後は、6月(.311)と8月(.393)に打率3割を超えるアベレージを残したが、打点数は伸ばせず。特に後半戦は三塁・藤岡裕大、遊撃・エチェバリアがスタメンで起用されたこともあり、先発で出場する試合が減少したことも打点数が伸びなかった原因のひとつだ。“短期的”ではあるが、ポイントゲッターとして機能した時期がある。好不調の波を少なくし、チームに求められる役割を果たすことができれば、レギュラー定着、100打点以上も見えてくる。

 安田がシーズン通して機能すれば、レアード、マーティンが故障で離脱したとしても、得点力がガクッと落ちることはなくなるだろう。100打点を挙げることもそうだが、安田の成長が得点力のアップにつながっていく。

文=岩下雄太

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