ニュース 2022.01.20. 18:14

オリックス・平野佳寿が母校の京産大でV報告 “忘れ物”を取りに行く今季は「試合数にこだわりたい」

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黒坂光学長(左)に優勝報告を行った平野佳寿 [写真提供=京都産業大]

“恩人”へ感謝つたえる


 オリックスの平野佳寿投手(37)が20日、母校の京都産業大学(京都市北区)を表敬訪問。黒坂光学長らにチームの25年ぶりのリーグ優勝を報告した。

 新シーズンに向けては「連覇をして、忘れ物(=日本一)をみんなで取りに行きたい」と意気込みを述べ、個人の目標については「試合数にこだわり、50試合、60試合は登板したい」とフル回転を誓った。




 平野はこの日、黒坂学長や野球部の並松信久部長、勝村法彦前監督と面談。

 2020年10月に就任した学長とは初対面だったが、「優勝おめでとう。日本シリーズは見ていて楽しかった」と健闘を讃えられたという。

 「野球に詳しく、試合も見ていただいていた。野球部だけでなく、ラグビー部などのスポーツにも力を入れていただいていて嬉しく思った」と、大学スポーツに理解を示してもらっていることに対し、OBとして感謝の気持ちを口にした。



 2002年に入学し、関西六大学リーグでは史上最多の36勝と404奪三振をマーク。2005年にオリックスに入団した平野にとって、昨年秋のリーグ戦を最後に勇退した勝村法彦監督は恩人だ。

 「2年の春に、監督からカツを入れられたことがあった。慢心していた僕をいさめるため、チーム(の勝利など)を犠牲にしてまで、失敗するまで見守っていてくれた。技術的なことより、社会人としてあるべき姿を学ばせてもらった」

  印象的なエピソードを振り返りつつ、「勝村監督がいなければ、今の僕はなかった。原点というか、そこからプロへの道が開けたのは間違いない。本当に感謝している」と、改めて恩師への感謝の気持ちを語った。


近づく“大台”にも「目指すのは良くない」


 キャンプイン直前に古巣への復帰が決まった昨シーズン。難しい調整も影響したのだろう。首痛などで離脱することもあった。

 最終的には46試合の登板で29セーブ。守護神として勝利に貢献したものの、本人的には決して満足のいく数字ではなかったという。

 「絶対に抑えをしたいわけではないが、勝つための準備をして、セットアッパーやクローザーを目指して、50試合、60試合は登板したい」と目標を掲げ、「試合数は一番こだわっている部分」と強調した。


 積み上げてきたNPBでの通算セーブは185(日米通算は193)。

 しかし、「200セーブは目の前だが、それを目指すと良くない。今まで通り、地道にやって『200、行ったな…』というのがいい」と自然体で臨む。

 「9回は難しい。(特別な)意識はなく、任されたらやるしかない。ダメなら外されるだけ。任されているうちは全うしたい」

 日米通算17年目のシーズンに向かう右腕は、豊富な経験をもとに、今季もチームを勝利に導いてくれるはずだ。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)



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