ニュース 2022.02.22. 20:29

オリックス・紅林が練習試合でソロ本塁打も「ほぼ風。参考にならない」

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ロッテとの練習試合で本塁打を放った紅林弘太郎[写真=北野正樹]

「今、完璧を求めなくても…」


 オリックスは宮崎キャンプ第6クール1日目の22日から始まった「球春みやざきベースボールゲームズ」で、ロッテと練習試合(SOKKENスタジアム)を行い4-12で大敗。昨年、シーズン最後まで死闘を繰り広げた両者の対決は、ロッテに軍配が上がった。

 オリックスは、先発の一角を期待されている5年目の本田仁海が、先発で3イニングを9安打7失点。1回、ドラフト2位の新人・池田来翔(国士舘大)に先頭打者本塁打を浴び、2回にも先頭・安田尚憲にソロ本塁打。3回には5連続長短打で5失点。低めへのコントロールを意識してのマウンドだったが、勝負所での制球に課題を残しアピールすることは出来なかった。

 5回で先発全員安打を記録し、17安打で12得点とバットが振れているロッテに対し、主力級のチームとの対外試合が初めてで、新人野手4人をスタメンで起用したオリックスは、7回まで地元・宮崎出身の育成3年目の平野大和(日章学園高)のソロ本塁打などによる2点のみ。

 そんな中で貫録を示したのが、3年目の紅林弘太郎。8回一死無走者の場面で、東妻勇輔のカウント3-0からの内角球を左翼席へ運んだ。


 球場を吹き抜ける強風にも助けられたのか、「今日の本塁打は、ほぼ風。参考にならない」と、初本塁打にも浮かれることなく冷静に振り返った紅林。

 その一方で、「ボールに手を出さず、ファーストストライクで、自分のスイングで打つことが出来た」と収穫も口にした。


 昨年は、投手有利のカウントに追い込まれると三振を恐れるあまり、ボール球に手を出してしまうことも多かったものの、難しい球をファウルにしたり、見極めたりすることで気持ちに余裕も生まれたという。

 新型コロナウイルスの陽性判定でキャンプに出遅れ、合流後は筋肉痛に苦しんだそうだが、体力も回復した。「今、完璧を求めなくても開幕に向けて精度を上げていけばいい」と言えるのは、昨年ほぼ1年を通じて出場し続けた自信からだろう。

 それでも、「レギュラー争いに打ち勝てるように、毎試合、毎試合、アピールしていきたい」と、慢心はない。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)

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