

念願のマウンドに「ウルっと来た」
連覇を目指すオリックスの「Bs本拠地開幕シリーズ2022 supported by FWD生命」が29日にスタート。
本拠地開幕戦となった29日の楽天戦の試合前にセレモニーが行われたほか、始球式には芸能界屈指のバファローズファンとして知られる「なにわ男子」の藤原丈一郎さんが登場した。
2カ月前からエース・山本由伸の投球フォームを映像で確認するなど準備を進め、高校時代の友人に「野球しようぜ」と声を掛けて肩を慣らしてきたという右腕。
前夜にも「公園でジャベリックスローを一人でやってきた」とのことで、登板前にはグラブを作ってくれた山岡泰輔とキャッチボールをしてマウンドに挑んだ。
「ジャニーズのライブの照明よりも強く、ライブとは違う景色だった」という背番号728は、右腕から見事なノーバウンド投球。試合前の場内を沸かせた。
降板後は「マウンドで拍手をいただいてウルっと来た。ファンの応援がプレーにも影響を与えることがわかった」と、ファンならではの目線から、声援がチームを後押しすることを改めて強調。
ホーム開幕シリーズの初日、本拠地開幕戦という大事な舞台で初めての大役を全うした。
また、チームはこの日からBIGBOSS率いる日本ハム戦まで、中嶋聡監督をはじめ選手・コーチが本拠地開幕シリーズの特別ユニフォームを着用して戦う。
デザインはそのままに、胸のロゴや背番号、背中のネームをキラリと輝くゴールドにカラーリング。右の袖には「2021年パ・リーグチャンピオンロゴワッペン」も縫い付けられており、観客席のファンからは「カッコいい!」との声も上がっていた。
取材・文=北野正樹(きたの・まさき)