広島・佐々岡真司監督

◆ 3つのバントが大量点を呼び込む

 開幕から好調の広島が阪神に9-1で快勝。首位の巨人から0.5差の好位置につけ、シーズン序盤のスタートダッシュを決めている。

 9日の阪神戦は2回先頭の坂倉が出塁すると、6番・會澤翼が1球で送りバントを決めてチャンスメーク。堂林翔太の適時二塁打で先制し、さらに9番・森下暢仁のスクイズ、西川龍馬の適時打で3点を先行。5点リードで迎えた6回も、先頭の西川が安打で出塁し、菊池涼介の犠打で走者を得点圏へ。ここから打線が繋がりダメ押し点を奪った。

 スクイズも含めた3つのバントを確実に得点につなげた広島は、開幕14試合でリーグトップの72得点、チーム打率.269のみならず、22犠打もリーグダントツ。小技を絡めた攻撃が機能している。

 9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊さんは、「今年は佐々岡監督がよく動いている」とここまでの戦いぶりについて切り出し、2回先制の場面では「6番・會澤に普通はバントさせないんですけど、後を打つ堂林と上本が当たっているんですよね。よく選手を見ていますよ。見事な采配といっても良いんじゃないか」と、打順のめぐり合わせとバント戦法、選手の状態も噛み合った采配を評価した。

 今季の広島は坂倉と西川の実績組に加えて、「8番・中堅」のポジションを確保した上本崇司がリーグ4位の打率.325とハイアベレージを記録しており、規定打席未到達ながら堂林も打率.417と打撃好調。上位から下位まで切れ目ない打線を「犠打」でつなぐ戦法がハマり、白星を量産している。

▼ 2022年シーズン「犠打数」
22本 広島(14試合:2位)
11本 阪神(13試合:6位)
10本 巨人(14試合:1位)
8本 DeNA(10試合:4位)
5本 中日(12試合:3位)
3本 ヤクルト(13試合:5位)
※4月9日終了時点

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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