● ドジャース 3 － 10 インディアンス ○
＜現地時間1日　ドジャー・スタジアム＞

　現地時間1日に行われたドジャース対インディアンス戦で、両チームからのチャレンジによる、珍しい形でのトリプルプレーが成立した。

　完成させたのはビジターゲームを戦ったインディアンス。3点リードで迎えた4回、先発のマスターソンが1点を返され、なおも無死一、三塁という場面でビッグプレーが生まれた。

　このピンチで、マスターソンはドジャースの3番ゴンザレスにレフト方向への鋭い打球を打たれるも、これをレフトのブラントリーがやや前進しなながらダイレクトで好捕。勢いそのままにホームへ矢のような送球を返すと、タッチアップでの生還を試みた三塁ランナーのゴードンがホーム上クロスプレーとなり、主審の判定はアウト。この時点でダブルプレーが成立した。

　さらに、返球間に二塁進塁を狙った一塁ランナーのプイグが、中途半端なタイミングでタッチアップを敢行。プイグは二塁ベースに頭から突っ込み、またも間一髪のタイミングとなったが、こちらは一旦セーフと判定された。

　しかし、これを不服としたインディアンスのセカンド・キプニスが、即座にビデオ判定をベンチにアピール。これに監督も応じ、判定はチャレンジに委ねられた。結果、二塁の判定はアウトに覆りトリプルプレーが完成。その後、ドジャース側も本塁クロスプレーのチャレンジを試みるも、こちらは変わらずアウトのまま。

　1打席内で2度のチャレンジが行われる珍しいケースで、インディアンス守備陣は敵地・ロサンゼルスのファンから、心地よいブーイングを浴びた。