飛躍の1年
「ありがたい気持ちというのが一番でした。これだけ評価して頂いたので、来季に向けてどのような取り組みをして、どういう風に結果を出そうかというのを考えました」。
DeNAの入江大生は2日、契約更改交渉を行い2900万円アップの4500万円(金額は推定)で更改した。
入江は2年目の今季、57試合に登板して、5勝1敗10ホールド、防御率3.00と飛躍の1年となった。
「シーズン序盤は打ち込まれる試合が多くて。四球でランナーを溜めてヒットを打たれたり、打者有利のカウントで真っ直ぐタイミングで待たれて、1、2の3で打たれる事が多かった。シーズン中盤から後半にかけてはある程度腹を括って、ストレートをストライクゾーンに投げてファールを取る事ができた。なので、投手有利のカウントが増えて抑えられる要因になったのかなと思います」と今季を総括。
活躍の裏には「木塚コーチが試合後に一緒に反省をして下さったり、斎藤コーチ、三浦監督を含め僕達がやりやすい環境を作ってくれたのが大きいです。遠慮なく野球に打ち込めたというのがあるので、良い雰囲気作りというのが、落ち込まずに出来た要因だと思います」と首脳陣の支えがあった。
シーズン中盤から終盤にかけて腹を括ったこと、首脳陣にプレーしやすい環境を整えてもらったことなど、活躍できたのは精神的な部分が大きかったのだろうかーー。
「気持ち的な部分が一番大きかったですね。打たれた時は反省が出来るんですけど、四球を出したら反省は出来ないので。勝負にもなっていないです。打たれたら木塚コーチが反省して下さいますし、斎藤コーチは、四球は俺でも出せる、と言っていました。三浦監督も、ストライクゾーンで勝負して打たれたら仕方ないと言ってくれましたし、本当に監督やコーチ陣がやりやすい環境を作って下さいました」。
サウナ好き
入江は今後、オーストラリアのウインターリーグに参加し、オフは野球漬けの日々を送る。そのなかで、オーストラリアウインターリーグが終わった後には「地元の温泉に入ったり、友達と過ごしてゆっくり食事とかしたいなと思います」とのこと。
「あとはサウナが好きなので、個室サウナに。自然と一体型になっているサウナに入りながら、星とか眺めてお酒を嗜もうかなと思います。サウナは大学生くらいから好きでした。最近はコロナの関係とかがあって行けなかったので、存分に楽しみたいなと思います」。
ちなみにサウナへのこだわりについて「10分入って、1分から1分半水風呂、そのあと5分くらい外気にあたるのを3セットですね。本当におすすめですよ。自然と一体型になっている所だと、外気浴の時に星が見えたり、水風呂も山から引いて来た水で冷たいんですよね。はい」と真顔で答え、報道陣から笑いが起こった。
来季に向けて「全員が口を揃えて言うと思うんですけど、あと一歩の所で届かなかった優勝をチーム全員で掴み取りに行きたいと思います」と意気込んだ。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)