ニュース 2022.11.21. 18:59

「不安もあるが楽しみもある」メジャー挑戦の吉田正尚が語った正直な想い

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選手会ゴルフに参加した吉田正尚 [写真=北野正樹]

「僕も(報道に)踊らされている一人(笑)」


 オリックスの選手会ゴルフが21日に神戸市北区の有馬ロイヤルGCで行われ、球団からポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を容認された吉田正尚も参加。

 報道陣の前で取材に対応し、球団に対する感謝を述べたうえで、夢への挑戦について「知らないことを経験できる。不安もあるが楽しみもある」と語った。


 前日までの雨も上がり、スタート時から青空の下でのラウンドに。「お天気が良くて楽しめました。(スコアは)95でした」と吉田。ベストスコアの94には1打足りなかったが、ポスティング容認のニュース後はじめての球団行事でチームメイトと過ごし、笑顔を見せた。

 報道陣に対応するのもこの日が初めてだったが、まずは「ポスティングという形を、まだFA権がない中で認めていただいたということにはすごく感謝をしています」と語り、球団の配慮に深謝。

 現在は代理人と随時連絡を取っている状態と言い、現地メディアの報道が過熱していることについては「僕も(報道に)踊らされている一人(笑)」とのこと。

 「正式に決まるまでは何とも言えないし、本当に分からないことがある」と正直な感想を吐露した。


 それでも、夢の実現に向けて一歩踏み出した点に関しては、「夢があっても、ほとんどの人は叶えることが難しい中で、少しずつ現実に近づいている。そんなチャンスは全員にあるわけではないし、そういう中でチャレンジしたいという気持ちが自分の中で強かった」と素直に喜びを口にする。

 つづけて「まだ分からないですが、新しい環境に飛び込む可能性があるので、また知らないことを経験することができる。不安もありながら楽しみもある。単純に未知のことなのでいろいろ楽しみ」と語り、“自信”について問われると「やってみないと分からない。打席に立って自分がどう感じるか。経験していないので何とも言えないが、そういうところも楽しみだと思う」とも。

 まだその道が開いたばかりだけに、慎重に言葉を選びながらも、最高峰の舞台でのプレーに対する思いも口を突いた。


 「常に高い(レベルの)ところでやりたいという思いはありました。どこにいても、自分が精いっぱいベストを尽くすということは変わりません」

 自身を取り巻く環境を俯瞰し、現在の正直な思いを吐露した吉田。ボールカウントやアウトカウントなど、ゲーム状況に応じて打撃を変え、高打率を残してきた打席と同じように、冷静な主砲の姿がそこにはあった。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)
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