ニュース 2022.12.05. 18:14

オリックス・宮城大弥が3000万円増で更改 「来年1億円超」と「寮の入浴時間延長」をお願い

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来季の目標を掲げ、笑顔の宮城大弥 [写真=北野正樹]

山本由伸に改めて挑戦状!


 オリックスの宮城大弥投手(21)が5日、契約更改交渉に臨み、3000万円増の8000万円(※金額は推定)でサインした。

 プロ3年目の今季は11勝8敗、防御率3.16でリーグ連覇と26年ぶりの日本一に貢献。「本当に球団の方に評価していただき、自分からも『頑張りました』と伝えました」と振り返った。


 1億円の大台も期待されたが、そこに関しては「全然、まだまだです」と宮城。「来年、3年連続2ケタ勝利と規定回数クリアで1億円以上を、とお願いしました。来季のモチベーションにして、毎年その前年の成績を超えられるように頑張りたい」とし、大台超えを新たなターゲットとした。

 球団からはケガなく1年間先発ローテーションを守ったことや、2年連続の2ケタ勝利、規定回数クリアを評価してもらったといい、「ヨシノブさん(=山本由伸)を超えられるように頑張って」という言葉をかけてもらったという。

 思えば、昨年の契約更改後の会見では「ヨシノブさんからタイトルをひとつでも奪いたい」と意気込みを語っていたが、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率に最多完封も含めた“投手五冠”に2年連続で輝いた山本の牙城を崩すことはできず。

 それでも、3勝1敗・防御率1.14で8月の月間MVPに輝いたことから、「去年も今年もヨシノブさんに完敗しているので、そこだけを自慢して、来年はもっと自慢できるようにしたい」と語り、日本のエースに改めて挑戦状を叩きつけることを強調した。


球団への要望は…?


 870万円から5000万円に大幅アップした昨年は「車を買いたい」と話していたが、今年は「貯金します」という宮城。その中で左腕が球団に要望したのが、寮にある「浴場の運用時間の延長」だった。

 シーズン中は午後11時に閉鎖されるのだが、「眠れない時もあるので、一人でゆっくり入りたいと思うこともある」と言い、1時間程度の延長をお願い。球団からは「新型コロナウイルスの問題もあるので、話し合いながら」という回答をもらったという。

 なお、同期の紅林弘太郎はすでに退寮しているように、独り立ちをすれば解決する問題ではあるのだが、「食事面を考えるとこちら(=寮)がいいし、リラックス面では独りの方がいい。そこの兼ね合いをいろいろ考えたい」と、結論は出ていないそうだ。


 また、プロ4年目の来季はFAで移籍してきた森友哉とバッテリーを組むことになる。

 森とは侍ジャパンの強化試合にて、ブルペンでボールを受けてもらったとのことで「アドバイスもいただき、優しく接していただいた。すごく優しい人だなと感じました。たくさんコミュニケーションをとって、良い1年を過ごせたらと思う」と印象を語っている。

 さらに、来年3月のWBCに向けても準備を怠らない。サイズの大きなWBC用のボールでキャッチボールも行い、「秋季キャンプ後、休みながらも肩や肘はいつでもいけるようにしています」と意気込んだ。


近藤は「感謝しかありません」


 5日には宮城のほかに、近藤大亮投手(31)が1400万円増の4200万円で契約を更改した。

 今季はトミー・ジョン手術から復活し、3年ぶりの一軍復帰を果たして1勝4敗2セーブ、防御率2.10と奮闘。「球団には感謝しかありません」と育成契約で復帰をサポートしてくれた球団に感謝の気持ちを伝えた。

 「昨年の優勝は何の力にもなれず、悔しい思いをした。この1年間、必死でトレーニングとリハビリをしてきて、ようやく立てたマウンドは嬉しかった。信頼される投手になるために、もっと結果を残したい」と振り返り、復活2年目の来季に向けて気持ちを込めた。


 今季中継ぎとして30試合に登板し、5勝負けなしで防御率2.53の比嘉幹貴投手(39)は800万円増の3600万円で契約を更改。こちらは「もう少し中継ぎの評価をしてください」と要望して「少しは増額した」という。

 今月7日で40歳を迎えるが、「年齢に関係なく、毎年が勝負だと思っている。しっかりと準備をしてシーズンを迎えたい」と決意を新たにした。


 ルーキーの野口智哉選手(23)は500万円増の1500万円でサイン。今季は一軍で54試合に出場して打率.226、1本塁打だった。

 内外野を守ったが、「ずっと守ってきたショートでレギュラーを獲るため、オフには課題の打撃に向き合い、キャンプからアピールしたい」と意気込みを語った。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)
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