ニュース 2023.01.26. 10:00

解説陣も評価した巨人・中山の打撃センス

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巨人の中山礼都(C)Kyodo News
 巨人の中山礼都はプロ2年目の昨季、プロ初出場を含む50試合に出場した。坂本勇人が故障で離脱した際には、ショートのスタメンで起用されるなど経験を積んだ。

 シーズンの打率は.198だったが、ショウアップナイター解説陣が絶賛したのはその打撃センス。昨年8月5日のヤクルト戦、3-1の5回二死走者なしの第3打席、ヤクルト先発・小川泰弘が2ボール2ストライクから投じた外角のフォークをうまく合わせ、レフト前に落とす技ありの安打を放つと、同日の中継で解説を務めた野村弘樹氏は「アウトローに落ちるフォークボールなんですけど、それを我慢しながら左手を返さずにポンっとテニスラケットで打ち返すような、そんなイメージでいい打球を打ちましたね。ボールの真ん中捉えるので、ああやってヒットになるんでしょうね。それがボールの上っ面でしたらサードゴロでしょうし、下に入るとフライアウトになってしまう。それだけボールを見られているということだと思いますね」(ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-巨人戦)と解説した。

 江本孟紀氏は解説を務めた昨年5月13日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-中日戦』で「かつての篠塚選手のような素質を持ったバッターだと思いましたね。ブリブリ振ってパワーバッティングに惑わさなければ、いいバッターに育つと思いますよ。うまさは持っている」と手放しで褒めた。

 セパ両リーグで本塁打王のタイトルを獲得した実績を持つ山﨑武司氏は、昨年5月19日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で「2年生にしてはいいバッティングをしていますよ。僕が2年目のときに何をやっとったかと、ずっと二軍で試合に出ていた。2年目からこうやって出られるんだから立派なもんですよ」と絶賛。

 さらに現役時代に“小さな大打者”と呼ばれていた若松勉氏も、昨年6月2日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ソフトバンク戦』で「なかなか柔らかいバッティングをしていますよね。自分の頭の中にはセンター、センターという感じで打席に入っていると思いますよ。それでアウトコースはレフト、インサイドはライトという感じですけどね。センターからレフト方向にうまいバッティングですよね」と評価した。

 解説陣も絶賛する打撃センスを持つ中山。一軍の投手の球に慣れた時にどのような成績を残すか見もの。ただ、一軍の試合に出場するためには“結果”が求められる。今季は結果を残して、坂本を脅かす存在になってほしいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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