3月に開催されるWBC日本代表の巨人・戸郷翔征が1日、NPB球とWBC球を交えてブルペンで37球の投げ込みを行った。

　戸郷は「ブルペンにも入ってだいぶ良い感触だったので、今日は満足かなと思います」と納得の表情。ブルペンの意図について「僕自身の状態の確認と、WBCのボールと傾斜で投げたらどんな感じになるのかという確認をしました」と話し、「少し指の掛かりが浅いなと思ったんですけど、めちゃくちゃ滑るという印象は無かったので、ある程度馴染んできたのかなと思います。ツーシームとか投げる時はボールも凄く変化してくれますし、そういう面で楽しみな所ではあると思います」とWBC球に好感触を得た。

　WBCでは第2先発での起用も考えられる。「ある程度先発の調整をしておけば1イニング1イニング出力を出すだけだと思うので、そこまでこだわって中継ぎの調整をしている訳ではないですし、全ての調整を出来るかなと思います」。

　WBCに向けて調整をしながらも、「調整はがりではなくしっかり鍛えながらシーズンに合わせられるように、そこで結果を出せるようにやっていきたいと思います」と、シーズンに向けて1年間戦う準備も並行して行っている。

　改めてWBCに向けて「WBCは世界一しか見えてないですし、そこに向けて日本のために全力で腕を振って、しっかり調整していきたいと思います」と意気込んだ。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）