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“代打の質”は勝敗を分かつ? 12球団の代打事情

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今年も広島の切り札として活躍する小窪哲也 ©BASEBALLKING
 3週間に渡って行われたプロ野球セ・パ交流戦は、今日の甲子園での阪神-日本ハム戦をもって全日程が終了。例年以上にパの強さが際立った今シーズンだったが、その中でも注目されたのが各球団の代打起用だ。

 特に「代打が勝負を分けた」といえば、15日のヤクルト-ロッテ戦。ロッテは代打で起用した選手が計4打点を叩き出し、6-2で逆転勝利。交流戦最終戦を飾った。

 DH制の有無によってまるで異なった戦いを強いられる交流戦において、勝負を左右する重要な要因となった“代打の質”。ここでは、交流戦を乗り越えた各チームの代打事情について調査した。

 まずくらべたのは選手の起用回数。首脳陣からの信頼を受け、最も代打で名前を呼ばれた選手は誰なのか。ちなみにセでは投手が打席に立つ分、リーグによって起用回数に差が出てくるため、この部門はセ・パ別に出した。

起用回数

<セ>
1位 38回 後藤武敏G.(DeNA) 成功率.212
2位 35回 小笠原道大(中日) 成功率.333
3位 30回 森岡良介(ヤクルト) 成功率.333
4位 28回 狩野恵輔(阪神) 成功率.292
4位 28回 田中浩康(ヤクルト) 成功率.174

<パ>
1位 22回 吉村裕基(ソフトバンク) 成功率.167
2位 17回 明石健志(ソフトバンク) 成功率.067
3位 15回 サブロー(ロッテ) 成功率.214
4位 14回 竹原直隆(オリックス) 成功率.455
5位 12回 駿太(オリックス) 成功率.083
5位 12回 江川智晃(ソフトバンク) 成功率.100

 セでは、今年改名で話題となった後藤武敏G.(DeNA)が38回を数えてトップ。2位が代打の切り札・小笠原道大(中日)で35回。このトップ2は毎試合終盤で出てくるという勢いで、ベンチからの信頼も厚い。

 一方のパでは、吉村裕基(ソフトバンク)がトップの22回。明石健志(ソフトバンク)が17回で続く。竹原直隆(オリックス)が代打率.455という数字を記録しているものの、パの代打陣は軒並み成功率が低いというところも目につく。

 続いてくらべたのは打点。一打席にかける男たち、その中でチャンスをモノにしているのは誰か。結果は以下の通り。

打点

1位 10個 小窪哲也(広島) 得点圏.462
2位 6個 竹原直隆(オリックス) 得点圏.400
2位 6個 小笠原道大(中日) 得点圏.333
4位 5個 井口資仁(ロッテ) 得点圏.600
4位 5個 森岡良介(ヤクルト) 得点圏.167
4位 5個 関本賢太郎(阪神) 得点圏.125

 打点部門で見ると、広島の小窪哲也が10打点で頭ひとつ抜けている格好。昨年も代打成功率.389を誇った鯉の勝負師は、今年も成功率.500(16-8)を記録。得点圏でも.462と勝負強さを発揮し、相手チームを脅かしている。

 パで健闘が目立つオリックスの竹原は6打点で2位タイ。15日のゲームで決勝の2点適時三塁打を放ったロッテの井口資仁が、5打点で4位タイに浮上している。

 金曜日からリーグ戦が再開し、終盤へと向かうにつれてより1勝、1点の重みが増してくる中、重要な局面で登場してくる各球団の“切り札”への注目度も増していくことだろう。

【12球団の代打成功率ランキング】

1位 .295 中日
2位 .280 広島
3位 .230 ヤクルト
4位 .226 阪神
5位 .224 楽天
6位 .213 DeNA
7位 .203 ロッテ
8位 .198 巨人
9位 .189 西武
10位 .176 オリックス
11位 .169 ソフトバンク
12位 .167 日本ハム

※データはすべて6月15日終了時点
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