ニュース 2023.08.12. 11:00

ニッポン放送・大泉健斗アナ「経験値が圧倒的に不足している」若さを武器に徹底取材

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ニッポン放送・大泉健斗アナウンサー

いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム7.8月のテーマは“準備”


 「諸先輩方と比べて若いので、経験値という点では圧倒的に不足しているので、何ができるかなと考えた時に、自分の武器は若さと体力に自信があります。若さを生かして誰よりも多く取材することを徹底して、そこだけは誰にも負けないように心掛けています」。

 ショウアップナイターのアナウンサーで最も若い29歳の大泉健斗アナウンサーは、若さを武器に足を使って取材する。

 準備をする上で、意識することについて、「経歴、出身校、どんな歩みをしてきたのかというのを意識するようにして、いざ話を聞いた時にその人のルーツを探ったりとか、なんでその高校に入ってその大学に入って、ピッチャーをやってきたのか、選手の原点とかを探っていくと繋がりがあったりとか、この選手とこの選手が繋がるんだというので取材が広がります。ルーツを調べるようにして、大事にしています」。


大泉カメラ



 ショウアップナイターのTwitterに試合前練習の様子をツイートされているが、そのほとんどは大泉アナウンサーが自前のカメラで撮影したものだ。

 「去年の春季キャンプから一眼レフカメラで写真を撮ってTwitterで写真を投稿しているんですけど、最初はリツイート、いいねがたくさん来るのが嬉しくて投稿していた部分がありましたが、だんだん写真を撮影していくうちに選手の笑顔、ふとした瞬間の表情をカメラで追うようになって、気づいたらそれが自分の取材のリポートのネタになるなと」。

「カメラを構えて撮り続けることによって、選手たちが誰と誰がよくしゃべっているとか、遠目で見ているだけでは気づかなかった選手たちのルーティンワークとかが、望遠カメラを通じてわかるようになったりするので、リポートのネタの一環としてやっていますね」。

 ショウアップナイターの中継で活かされたことはあるのだろうかーー。

 「リポートで元チームメイトの例えば巨人-広島戦だったんですけど、カープの秋山翔吾選手と当時巨人だったポランコ選手、傍から見たら共通点がない2人なんですけど、試合前の練習の時にハグして、『久しぶり』みたいなことを言っていて写真を撮影していました。よく考えるとメジャーリーグの秋山選手がシンシナティ・レッズでプレーしていた時に、ポランコ選手は同じナ・リーグ中地区のパイレーツでプレーしていて、抱き合っているシーンをTwitterであげたんですけど、それを中継でリポートしたら山田透アナウンサーが、「ほ〜」とびっくりしていたというか、そうなんだと感嘆な反応をしていた。写真を撮り続けて、選手を追い続けたからこそ気づけたので、そこはリポートに活きたなと思います」。

 より良い中継にするために、今後どんな準備をしていきたいのだろうかーー。

 「とにかく経験値が少ないので取材をたくさんして監督、コーチ、選手にいろんな話をして、関係値を作って自分だからこそ話してくれるネタを増やしていって中継中にリポートしたり、その話を解説の方に聞くことを繰り返していって経験を多く積んで先輩たちに追いつくというよりは、前回の中継よりも良い中継を心掛けてやっていきたいと思います」。

 最後にリスナーに向けて大泉アナウンサーは「最近は、趣味の英会話を活かして外国人選手にもたくさん取材をしているので、助っ人達の様子にも注目して聴いて頂ければ嬉しいです」と話した。29歳とショウアップナイターのアナウンサーの中では一番若い。若さを武器に経験値を上げ、さらに良い中継をするために今日もグラウンドを駆け回る。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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