● ロッテ 0 － 4 オリックス ○
＜19回戦・ZOZOマリン＞

　9日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ロッテ－オリックス』で解説を務めた前田幸長氏が、オリックス先発・山本由伸について言及した。

　山本は初回からストライク先行の投球で5回まで被安打0、球数はわずか47球の省エネピッチング。前田氏は「初球ストライクを入れることによってどれだけ自分が有利に進められるかという教科書のようなピッチング。どうしてもボール、ボール、真ん中付近に投げないといけないよね、ストライクを投げないといけないよねとなると球数ばかりが増えていくケースがありますが、山本由伸に関しては初球のストライク、2球目、まっすぐ、変化球と勝負できる球が多いことも非常に大きい」と話した。

　6回に先頭の安田尚憲に四球を与えたが、後続を打ち取りノーヒットピッチングを継続。7回以降も危なげないピッチングで昨季に続き自身2度目のノーヒットノーランを達成した。

　前田氏は「素晴らしいものを見せてもらいましたね。すごいですね、何回も言いましたけど、今日本一のピッチャーですね」と絶賛した。山本の投球に前田氏は「立ち上がりからまっすぐのは走りと投げっぷり、ちょっと飛ばしているかなという印象があったんです。状態が良ければというところで、5回までノーヒット、今日の出来だったら5回くらいまでならパーフェクトでもいけるよね、と。6回、7回とかしんどくなるところがピッチャーは１試合の中であるので、その中でボテボテとかポテンヒットはどこかであるかなと予想はしていました。その投げっぷりの良さと、先頭打者四球を1つ出しましたけどありましたが、立て直すことができた。あるよというようなねという形で、本当にやってくれましたね」と振り返った。

（ニッポン放送ショウアップナイター）