いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム11・12月のテーマは“ストーブリーグ”
清水久嗣アナウンサーは9月14日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 阪神-巨人』で、18年ぶりにセ・リーグを制した阪神優勝の瞬間を実況し、2年連続で優勝実況を担当。まさに“もってるアナウンサー”だ。
清水アナはプロ野球のシーズンが終わったシーズンオフも、ニッポン放送の中継ではないが、『eBASEBALL プロスピAリーグ』で実況を行っている。2018年にKONAMIの実況パワフルプロ野球の実況を担当して以来、イベントなどで司会をやっている繋がりで、eBASEBALLでも実況を行っている。
「1日9試合3カード、3人が総当たり、9試合を3人で実況するんですけど、大体昼の2時から夜9時まで、休憩時間を入れても7時間の間に9試合。テンポも1試合30分もあれば、コールドゲームもあるので10分で終わる時もある。テンポも違うしゲスト、解説もゲームの解説とか、今だと乃木坂46の子がいます。ラジオは解説者が1人ですが、eBASEBALLは会話を振って実況したりという感じですね。また見るところが違うので、操作する側を取り上げるのがeSports。そこを喋るので、目線も違うし野球の試合自体も見ている人はそちらも楽しみにしている。ラジオよりも口の回転、頭の回転は速いかもしれないですね」と、普段のプロ野球との実況の違いについて語る。
準備で心がけることについては「幸い成績云々というのを気にしないでいいので、選手(プレーヤー)の個性、ゲストとのお話をいかに盛り上げるか。野球好きが集まっているので、それこそショウアップナイターの公式応援マネージャーを務める乃木坂46の久保史緒里さんも入っています。そういう意味では見て“こういうプレーがすごいね”とか、野球に近い部分、似て非なる部分もあるので、トークを回すのが一生懸命で、データを紹介することもなければ、現状置かれているチームの状況とかを入れたりしますけど、準備をしても入れる隙がないというのが正直なところですかね」と明かした。
1年中実況をしていて、喉のケアなどはどのようにしているのか気になるところ。清水アナは「3試合やって20分休憩なので、相当酷使はしていますね。1週間経ってリカバリーして、またなんとかギリギリで、を繰り返しています。競馬もこの時期は忙しいので、結構オフは12月まではなんだかんだ疲れています。準備をするという部分で、野球から離れたので少し楽にはなったんですけど、体力面はきついかもしれないです」とのことだ。
また、清水アナは2年連続で千葉ロッテのファン感謝デーの司会を担当。白黒野球対決では吉井理人監督や選手たちがゲスト解説を務め、実況・解説のやり取りをしながら、試合の展開もスタンドのお客さんやテレビを見ている視聴者が伝わるように実況しなければならなかった。
「難しいですね。ただ田村さんとか角中さんとか、井上選手もそうですけど、話を振れば返してくれる。皆さんにうまくいじっていただいたり。吉井監督も言っていましたけど、野球が好きな感じを皆さん出していただいた。X(旧Twitter)でもいいリプライをもらったので、全員が全員じゃないですけど、伝わる人には伝わったのは良かったかなと思います」と振り返った。
最後に1年間ショウアップナイターを聴いて下さったリスナーに向けて「1年間、聴いていただきありがとうございました。来年も皆さんの声援で野球を盛り上げていただかないと盛り上がらないと思います。私自身、声の質も上げなきゃいけないとわかったので、もうちょっとメンテナンスもしっかりして、来年臨めたらいいなと思います」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)