いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム3月のテーマは“開幕”
「ニッポン放送ショウアップナイター」のアナウンサー陣11名が週替わりで登場する月替わりの『統一テーマ』で語ってもらう“実況アナルーム”。3月のテーマは“開幕”だ。今季のプロ野球は3月29日に開幕する。ショウアップナイターで実況を務めるアナウンサーたちに、“開幕”をテーマに語ってもらう。今回登場するのは昨年開場したエスコンフィールドHOKKAIDOでの公式戦開幕ゲームとなった3月30日の日本ハム-楽天戦で実況を務めた清水久嗣アナウンサーだ。
清水アナは「緊張感よりも開幕戦は今年最初の実況で、基本的には心がフワフワして落ち着かないんですよね。去年はWBCを2試合しゃべっていたので、今年最初の実況だと感じなかったのが良かった」と振り返った。
新球場で実況するにあたって心掛けたことについて「ありがたいことに3週間くらい前にメディア向けの内覧会に行くことができたので、球場の中に何があるか予めわかっていました。サウナや大浴場に入ったり、球場で作っているクラフトビールも試飲して、フードメニューも試食できた」と、事前の準備も万端だった。
しかし、清水アナは「行かせてもらって良かったんだけど、その魅力が、その状況と気持ちが全体的に試合配分の難しさでうまく伝えきれなかった。前後に時間があったら、取りたかったんですけど、蓋を開けてみると、思い通りに行かないというか、本当に球場あるあるなんですよ。調べたこと、体験してきたこと20%、30%くらいしか出せていない。本当はもっとエスコンの魅力を伝えたいし、開幕戦でファイターズにとって大事なゲームだし、伝えたかったんだけど、出来栄えとしてはあんまり高くはない。とりあえずその試合に乗り切るのに必死になって終わりましたね」と反省する。
だからこそ、次回エスコンフィールドで実況する機会があった時には「ニッポン放送で喋るとすれば、まだエスコンフィールドのことをそこまで知られていないことも多いと思うので、ふんわりざっくりしか聞かれていないと思う。メディア内覧会でストックは溜まっています。取材で残った部分をしゃべりたいし、ホテルはどうだとか、ビールはどこで作っているだとか、バックネット裏の地下にVIP用のラウンジがあって、他の球場にはないものばかりだと思うので、そういうのを伝えたいですよね」と前回の反省を活かしていくつもりだ。
今年も3月29日にプロ野球が開幕する。新シーズンに向けて清水アナは「WBC、エスコン、阪神のアレも実況して、凄いい場面を喋らせてもらったので、経験をありがたく頂戴して、たまたま回ってきた経験を今年注ぎ込めるような、進化した、恩返しじゃないですけど、そういう1年にして楽しんでもらえるといいですね」と力強く話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)