ニュース 2024.06.01. 11:00

ニッポン放送・煙山アナが注目するDeNA「理詰めじゃない感じの野球が面白い」

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ニッポン放送・煙山光紀アナウンサー

いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム6月のテーマは“ペナントレース中間報告


 「ニッポン放送ショウアップナイター」のアナウンサー陣11名が週替わりで登場する月替わりの『統一テーマ』について語ってもらう“実況アナルーム”。6月のテーマは開幕してから2カ月が経過し、ここまでのプロ野球を実況アナウンサーに“ペナントレース中間報告”として振り返ってもらった。

 ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める煙山光紀アナウンサーは、ここまでのプロ野球に「シーズンが始まる前からDeNAが面白いなと思っていて、注目してみています」とのことだ。

 その理由に「タイガースの将棋を進めていくような理詰めの野球が素晴らしいんだけど、DeNAの対照的な劇画チックな野球で“わーっ”て盛り上がるといいなと思ってみていますね。メンバー的にも作戦というメンツじゃないですけど、理詰めじゃない感じの野球が面白い」と説明。

 今年のDeNAは5月11日の阪神戦で、3回表終了時点で2-9と7点ビハインドも、徐々に追い上げていき、7-9の8回に蝦名達夫、筒香嘉智、牧秀悟の一発などで4点を奪い逆転に成功し、11-9で勝利した試合もあるなど、打ち勝つ野球で白星を積み重ねる。

 「筒香がシーズン途中に加入していきなり打ちましたし、あれだけのメンツなので、マークが一人だけだと大変だったと思うんだけど、マークのしようがないというか、みんな4番みたいなものなので、マークが散らばる。打つだけみたいなドンちゃかな感じの劇画チックな野球でタイガースが唯一苦しんだチームだし、理屈じゃないような感じの盛り上がりが見たいなと思ってみています。まだ完全に離されていないし交流戦で一気に上がるかもしれない」と続けた。

 今年のDeNAの面白さについて煙山アナは「基本的には打線なんだよね」とし、「このスタイルで“シン・マシンガン打線”ではないですが、打ち勝っていって、阪神の対極みたいな感じなんだけど、意外性、劇的とか、そんな感じで、あれよあれよと思ったら意外と優勝しちゃってたと言うのを見たいなと。期待、願望みたいなものがありますね」と、この先の戦いに期待を寄せた。

 また煙山アナは、現在ファームで調整中のオープン戦12球団トップの打率をマークし、ド派手のデビューを飾ったドラフト1位・度会隆輝の復調に期待する。

 煙山アナは度会について「開幕前にインタビューができたのですが、今まで取材してきた中ではいないタイプ。ものすごく突き抜けたメンタル的な感じ、あれがいい風に出てくれるといいな」と人間性を評価し、「打つ方は力があるので、壁はあると思うんだけど、早めに超えてきてくれれば。本当にチームカラーに合っていると思うので、最後のピースじゃないけど、どこかで入ってきてくれると起爆剤になりそう」と話した。

 煙山アナが期待を寄せるDeNAがこの先、打ち勝つスタイルで1998年以来のリーグ優勝、日本一を達成できるか注目だ。

▼リスナーに向けてメッセージ
煙山アナは6月5日の『ショウアップナイター 巨人-ロッテ戦』で実況を担当

「もともと巨人にいたポランコ、澤村がいたりして、意地を見せるようなところも見たい。ロッテの応援の音というのはショウアップナイターで流れることは少ないんですけど、すごく面白いメロディーとか応援の方法をラジオから届くと思うので、強調して、いつもない音が交流戦の魅力。そういうところも実況を黙ったりして聴かせられたりしたらいいなと思います」

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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