ニュース 2025.01.25. 11:00

ニッポン放送・煙山光紀アナ「プロに行ってどうなるのかというのが非常に興味がある」新人で一番の注目は日ハムのドラ5・山縣秀

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ニッポン放送・煙山光紀アナウンサー

いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム1月のテーマは“今年注目の新人選手”


 「一番注目しているのは早稲田大から入った山縣秀内野手ですね」。

 ニッポン放送の煙山光紀アナウンサーは、今年最も注目している新人選手に、日本ハムからドラフト5位で指名された山縣秀(早稲田大)を挙げた。

 山縣は2年春のリーグ戦で初出場を果たすと、2年秋のリーグ戦で打率。294、4年春のリーグ戦では打率.366、4打点をマークした。山縣の最大の武器は守備。

 煙山アナは「ちょっと異色というか、独特な感じ。横からピュッと投げる送球は、
状況に応じて強弱、高低、緩急をつけて、バリエーション豊富でコントロールが良い。
横にブレない。リズム感とか柔らかさが、忍者っぽい。センスの塊みたいなところがあって、プロにいってどうなるのか非常に興味がありますね」と期待を寄せる。

 煙山アナが驚いのは、今秋のリーグ戦、早大-明大での山縣の守備。早稲田大が1点リードの3-2の9回一死一、二塁でのファーストゴロ。セカンドベースカバーに入った山縣は、ボールを受けて1つアウトを奪うと、3-6-3、もしくは3-6-1のダブルプレーは難しいと素早く判断して三塁へ送球し、オーバーランしていた三塁走者を刺した。

 この守備に煙山アナは「試合後、ホームに還って追いつきたいというランナー心理を考えていたとも言っていた。明治大の宗山選手の、型がしっかりある守備と対照的な、変幻自在なスタイルで、プロに行ってセカンドでもハマる感じもある。打つ方も実戦的なしぶといバッティングで結果を残しそう」と絶賛した。

 煙山アナは山縣の人間性についても取材を通して、「飄々としているんだけど、ハートの強さを感じた。宗山くんに勝っているところは?という質問に「ピアノが弾けるところです」と答えたのを聞いて、リアル殿馬じゃん(笑)と。一番注目しているのは山縣選手ですね」とエピソードを披露。

 山縣とともに煙山アナが期待しているのは、ヤクルト育成1位の根岸辰昇。根岸は慶応高校時代に甲子園に出場するも、大学は慶応大学に進学せず渡米し、オレンジコースト大に進学。21年からミドルテネシー州立大に移り、24年からノースカロライナA &T州立大学に進み、昨年10月に開催されたドラフト会議でヤクルトから育成1位で指名された。

 煙山アナは根岸について「常識にとらわれない決断力と行動力が面白いなと。アメリカの大学に行くために、自らのPR動画を送って大学にスカウトしてもらったり、新入団会見の時にケン・グリフィーJrのフォームを披露したんですが、大学のオールスターゲームに選ばれたとき、なんとチームの監督だったケン・グリフィーJr本人の前でモノマネをして親しくなり、打席に入る時のルーティーンを教えてもらったそうです。信じた道を切り開き、サバイブしてきた個性的な選手がプロの世界で這い上がって行くストーリーを見てみたいです」と話した。

 いよいよ来週2月1日から春季キャンプがスタートする。煙山アナは山縣、根岸に限らず、新人選手のどんなところを春季キャンプで注目し取材していくのだろうかーー。

 「野球頭の良さ、ハートの強さに注目したい。報道陣に対する感じ、返し方から、プロの世界で成功するんだいう覚悟と迫力をこちらも感じ取って行きたいです」と語った。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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