ショウアップナイター

ニッポン放送・森田耕次アナ「注目のチームは毎年のことですがカープです」今年もブレずに“広島愛”

ニッポン放送・森田耕次アナウンサー

◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム2・3月のテーマは“今年注目のチーム”

 「今年注目のチームは毎年のことですがカープです」。

 ニッポン放送・森田耕次アナウンサーは、ブレずに今年もファンである広島を注目チームにした。

 「去年は8月の時点で優勝すると思っていましたので、9月の大失速がなければ、間違いなく優勝しなくても、クライマックスには行けたと思っています。そして終わってみたら、4位ということですが、昨シーズンもチーム防御率は3位。投手陣を考えたら、今年も普通にやればAクラス、優勝も狙えるだろうと思っていますね」と予想する。

「九里投手がFAで移籍しましたけど、大瀬良、森下、床田、アドゥワ、玉村もいるし、先発陣もほぼ揃っていて、今季入ってきそうなのが常廣。今季は常廣投手は新人王を取れるんじゃないかというくらい活躍してくれる。九里投手の穴を確実に埋めてくれるんじゃないかなという先発陣」。

 「リリーフ陣も抑えの栗林に繋ぐまでに島内がいるし、ハーンがいるし、塹江もいる。黒原もいる。森浦もいる。矢崎抜けましたけど、かなりリリーフ陣も豊富です。中継ぎの投手陣の層が厚くなって抑えの栗林まで繋ぐ投手陣を見ると、そんなに大負けはしないだろうと」。

 「今年期待しているのが、現役ドラフトで日ハムからきた鈴木健矢投手。彼はサイドスロー、アンダースロー、セ・リーグにもあまりいないピッチャーですよね。。ドラフト2位で入った佐藤柳之介はサウスポーのピッチャーで、期待ができそう」。

 投手陣については九里亜蓮がFA、矢崎拓也が現役ドラフトで移籍したとはいえ、その穴を埋める戦力があると見ているようだ。一方で、心配なのが打線。

 「問題はそこです。そこがとにかく昨シーズンはチーム打率、ホームランいずれも最下位。チーム打率は.238、52本塁打。今年が大規模な補強がないので、どうなるかというところですが、ただ長打力のある末包選手、若い田村選手、この2人は昨シーズン悔しい思いがあっただろうし、今年はやってくれるんじゃないかなと期待しています」。

 「とにかく得点力を上げないことには、なかなか優勝を狙えない。末包、田村あたりに期待しつつ、毎年言っている外国人ですね。モンテロ、ファビアン。この2人です。この2人が打ったら、相乗効果で他の選手も期待ができる。この2人にかかっています」。

 現有戦力の成長と、外国人の頑張りに期待した。

 最後に、今年広島を取材するにあたって、どんなところに注目していきたいのだろうかーー

 「若いバッターの活躍は注目しながら取材をして、伝えていきたいと思います。期待通りに活躍するかどうかはわからないのですが、去年矢野選手がブレイクしたように、今年も誰かしら出てきてくれるんじゃないかなというのは期待をしたいですよね。新井監督になって1年目もそんなに期待できないんじゃないかと言われて2位。去年も優勝まではどうかなと言われて、解説者の方は最下位が多かった中で、8月まで首位を走っていたしということを考えると、今季も大きな補強をしていませんが、投手陣がしっかりしているので、うまくいけば優勝争いに絡めるんじゃないかなと思います」。

 今年こそ広島が歓喜の秋を迎えることができるだろうかーー。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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