ニッポン放送・松本秀夫アナ、大型補強の巨人を心配「単純な足し算になるとは限らない」

◆ いつでもみんなのプロ野球！実況アナルーム2・3月のテーマは“今年注目のチーム”

　「ジャイアンツは吉と出ればぶっちぎりでいくかもしれないけど、いつの年といえないんですけど、大型補強した時って単純な足し算になるとは限らない。なんとなく、俺出られないじゃんという人が出てきたりすることもあるから、諸刃の剣のような感じがするんだよね」。

　ニッポン放送で実況を務める松本秀夫アナウンサーは、注目チームに巨人を挙げながらも、ソフトバンクからFAで甲斐拓也、昨季セ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得したライデル・マルティネス、楽天を自由契約となった田中将大らを獲得するなど、大型補強を敢行した今季の巨人を心配する。

　「マルティネス、大勢がいれば後ろは当然盤石だし、戸郷、山﨑、井上、グリフィンがいて、赤星などもいる。獲りすぎた時って、マイナスに出る時もあるので、そこだけ心配と言えば心配だな。マー君もとったしね」。

　松本アナは心配するも今季の注目チームに挙げた巨人。どんなところを注目していきたいのだろうかーー。

　「去年はタイトルを獲れなかったし、あんな数字ではと思っているだろうから、爆発に期待。頭抜けた成績を残していかないと、というところになる。そういう意味では岡本かな」と、岡本の打棒に注目する。

　「注目は岡本なんだけど、坂本がピークを超えてきている中で、ショートは門脇がやるんだろうけど、坂本はキャプテンを長くやっていたし、内野の要としての存在が大きい」。

　「大城、吉川、岡本がサードやるのかレフトやるのかわからないけど、坂本がもしダメなら岡本がサードに入ってくる中で、門脇。坂本の存在に変わるような本当のチームリーダー。存在としてのポスト坂本が誰になってくるのかなと。ポスト坂本、チームをまとめていくリーダーが誰になっていくのかを見ていきたい」。

　「ピッチャーマウンドに行くのは誰になってくるのかというところから出てくると思うんだよね。まだ帯に短し、襷に長しみたいなところがあるから、そういう人がいないと。ただ数字を残しているだけでは、物足りないと思うから。そういうのはあるよね」。

　ベテラン坂本勇人に変わる真のチームリーダーが出てくることも期待する。最後に巨人がリーグ連覇するために必要なことについて聞くと、「菅野が抜けて戸郷が本当のエースとして、ポスト菅野で戸郷がそういう存在で引っ張っていくか。性格的には山﨑の方が持ってるらしいんだけど、数字で言えば戸郷。本当の意味でのリーダー。投打の共にリーダーが出るかを注目していきたいですね」と話した。今季、巨人がリーグ連覇を達成するか注目だ。

（ニッポン放送ショウアップナイター）