セ・リーグ

ヤクルト・オスナ、2年連続5位は「もう”過去のこと”」、「優勝に貢献する」

ホセ・オスナ (C) Kyodo News

 ヤクルトのホセ・オスナが27日、3月28日の巨人との開幕戦に向けて意気込みを語った。

 「シーズンへの準備は万端だし、ここまでは良い感覚で来ているよ。優勝を目指して良い試合をしたいね。それが今年の目標だし、毎年の目標でもあるね」

 開幕戦の対戦相手は、昨季セ・リーグ王者。オスナは「最高だよ。僕はジャイアンツと対戦するのが大好きなんだ」とにっこり。「スワローズのほとんどの選手たちが、この対戦を望んでいると思うし、みんな活躍してスターになりたいと思っている。とにかく勝つためにベストを尽くす。それが一番大事なことだね」と意気込んだ。

 また、開幕投手の奥川恭伸についてもオスナは「本当にいい投手だよ。春季キャンプの時にも言ったけど、彼には健康でいて欲しいし、僕らには彼が必要だ。本当にいい投手だからね。自分自身の為にベストを尽くしてほしいね」とエールを送った。

 開幕戦の舞台となる東京ドームは、シカゴ・カブスとロサンゼルス・ドジャースのMLB開幕戦が行われた。オスナは「ドジャースのタイラー・グラスノーとは話したよ。彼は僕がプレーしていたピッツバーグ・パイレーツ時代のチームメイトなんだ。マイナー、メジャー、共に一緒にプレーした。彼は日本に来ることが出来てとても喜んでいたし、凄く楽しそうだったよ」と明かした。

◆ ゴールデングラブ賞への想い

 チームに目を向けると、ヤクルトは21年、22年にリーグ連覇を達成したが、23年と24年は5位に沈んだ。今年巻き返すために大事なことについてオスナは「2021年、2022年にチャンピオンになったのはもう過去のこと。そして23年、24年は悪い年だったけどそれも、もう”過去のこと”なんだ。だから僕たちは勝つ為にハードにプレーし続け、ベストを尽くさなければならないね。全ては勝ちの為だ」と前を向いた。

 オスナは打撃だけでなく、ファーストの守備でも大きく貢献してきた。しかし、ゴールデン・グラブ賞を受賞したことがない。「獲りたい気持ちはもちろんあるよ。それが今年の目標のひとつなんだ。いつものようにハードにプレーして、優勝に貢献する。良い守りをして、チームの勝利に貢献するだけだ」。

 オスナの2025年シーズンがいよいよ幕をあける。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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