セ・リーグ

巨人・田中瑛、シュート攻めで満塁火消し!鳥谷氏「バッターの経験上、嫌なピッチャー」狩野氏「同じコースにしっかり投げ切れるのはすごい」

東京ドーム (C) Kyodo News

 MBSラジオ制作でニッポン放送でも放送された『阪神-巨人戦』で解説を務めた鳥谷敬氏と狩野恵輔氏が、巨人・田中瑛斗について言及した。

 田中瑛は2-2の8回無死満塁の場面で登板。森下翔太にインコースのシュートで徹底的に攻め、1ボール2ストライクから6球目のインコースシュートで三併。狩野氏は「ここまでシュートで投げ切れるんですね。ピッチャーと信頼関係もそうですけど、ちょっとでも甘くなったらダメなので、ほぼ同じコースでしっかり投げ切れるというのは、すごいですね」と目を細めた。

 佐藤輝明を申告敬遠し、再び満塁となり、大山悠輔に対しても初球、インコースのシュートで見逃し、2球目はインコースに沈むシュートで空振り簡単に追い込む。鳥谷氏は「1球目はインコースに入ってくるくらいのシュートだったのが、低くいったことによって沈んで空振りになっている。同じシュートでもコースが同じでも、高さが違うだけで、動きが違う。それがあるので、甲斐捕手も同じ球種をどんどん要求できるんだと思いますね」と解説。

 田中瑛は2ストライクから4球目の外角のスライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。

 鳥谷氏は、田中瑛について「シュートを意識させてアウトを取るピッチャーがセ・リーグは非常に少ない。バッターの経験上嫌なピッチャーだと思いますね」と話していた。

(提供=MBSベースボールパーク)

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