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難航した2015年のパ新人王レース…最後の「該当者なし」だった2000年ってどんな年?

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パ・リーグの新人王を獲得した有原航平[BASEBALLKING]
 プロ野球のシーズン総決算「NPB AWARDS 2015」が25日に開催され、今年のプロ野球を彩った選手たちが表彰を受けた。

 注目を集めていた最優秀新人賞、いわゆる“新人王”にはセ・リーグから山崎康晃(DeNA)、パ・リーグからは有原航平(日本ハム)が選出。2人の大卒投手が一生で一度の栄誉を手にした。
 
 中でも注目が集まっていたのがパ・リーグの新人王争い。というのも、15年ぶりの「該当者なし」も近いのではという声が挙がるほどに決め手に欠いていた。

 投票結果からもその苦労はうかがい知ることが出来、新人王を受賞した有原も有効投票数(パは230)の過半数に満たない110票っでの選出。有原の次に多かったのは「該当者なし」だった。

 最近の新人王「該当者なし」といえば、いまから15年前の2000年。パシフィック・リーグでこの判断が下ったのが最後だ。その時の投票結果は以下の通り。

2000年度パ・リーグ「最優秀新人」投票結果

1位 115票 該当者なし
2位 20票 斉藤和巳(ダイエー)
3位 11票 鷹野史寿(近鉄)
4位 4票 清水直行(ロッテ)
5位 1票 清水章夫(日本ハム)
※所属は当時

 「該当者なし」に続いたのは、後に鷹のエースとなる斉藤和巳。それでも20票しか集まっていない。

 この年の斉藤和巳といえば、南京都高からプロの門を叩いてから5年。登録名を「カズミ」から「斉藤和巳」として挑んだ決意のシーズンだった。6月24日のロッテ戦でうれしいプロ初勝利を挙げると、22試合の登板で5勝2敗、防御率4.13という成績を残した。

 特に後半戦で4勝を固めて挙げる活躍を見せ、チームの優勝にも貢献。日本シリーズでの登板こそなかったが、覚醒を予感させるシーズンであった。

 なお、大きな期待を受けたこの翌年は右肩痛の影響で未勝利。2002年に復活勝利を挙げると、2003年に20勝を挙げて勝利、勝率、防御率の投手三冠プラス沢村賞に輝くという大躍進を遂げることになる。

 また、斉藤和巳に続いた鷹野史寿は、日産自動車からドラフト6位で入団したルーキーだった。1年目から86試合に出場。規定打席には乗らなかったものの打率.296、6本塁打、31打点を挙げた。

 後にロッテのエースとなる清水直行も、1999年のドラフト会議でロッテに2位指名を受けて入団。2000年はルーキーイヤーだった。主に中継ぎとして27試合に登板し、プロ初勝利も挙げたが、最終的には3勝6敗、防御率6.12という成績に終わっている。

 ちなみに、この年もセ・リーグは熾烈な争いとなり、2年目で首位打者を獲得した金城龍彦(当時・横浜)がレースを制す。巨人のドラ1左腕だった高橋尚成は9勝(6敗)を挙げて防御率3.18と好投を見せながら新人王には届かなかった。

 さすがに14年もの間なかっただけあって、「該当者なし」はハードルが高い。いま振り返ってみると改めてそう感じる。

2015年度パ・リーグ「最優秀新人」投票結果

1位 110票 有原航平(日本ハム)
 → 18試 8勝6敗 防4.79
2位 57票 該当者なし
3位 33票 白村明弘(日本ハム)
 → 50試 1勝1敗13ホールド 防2.03
4位 22票 高橋光成(西武)
 → 8試 5勝2敗 防3.07
5位 5票 中村奨吾(ロッテ)
 → 111試 率.230 本5 点21
6位 3票 二保旭(ソフトバンク)
 → 44試 6勝1敗5ホールド 防3.25
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