第88回選抜高校野球大会が20日に開幕。23日も1回戦3試合が行われる。

　第1試合には中村剛也（西武）、藤浪晋太郎（阪神）など多くの選手をプロへ送り込んでいる大阪桐蔭（大阪）が登場。チーム打率.381と打線を売りにするチームで、秋季大会チームトップの打率.548、18打点をマークした吉寺に注目。対する土佐（高知）は、2年生エースの尾崎が秋の大会7試合に登板して、2完投、防御率1.00と抜群の安定感を誇る。

　第2試合は、市和歌山商（和歌山）と南陽工（山口）が対戦。市立和歌山商は北嶋、山崎、七野、木下と4人が打率4割6分以上を記録した。山崎は走ってもチーム最多の7盗塁をマークする俊足の持ち主。南陽工は、エース重富、藤本のリレーで勝利を目指す。

　第3試合は秀岳館（熊本）と花咲徳栄（埼玉）が激突。九州大会を制した秀岳館は、打線は4番の九鬼は秋の大会打率.511、4本塁打23打点を記録すれば、投手陣も右の有村、左の田浦がおり、投打に役者が揃う。花咲徳栄は、昨夏の甲子園も経験した左腕・高橋昂が、秀岳館打線をねじ伏せることができるかが勝利のカギとなりそうだ。

【第4日（3月23日）】
第1試合　土佐（四国／高知） － 大阪桐蔭（近畿／大阪）
第2試合　市和歌山（近畿／和歌山） － 南陽工（中国／山口）
第3試合　秀岳館（九州／熊本） － 花咲徳栄（関東／埼玉）