大学野球

明大5季ぶり優勝へ王手!ドラフト上位指名候補の毛利、小島が活躍

明大・毛利海大(左)、小島大河(右)

東京六大学秋季リーグ戦 第6週<神宮球場・1回戦>
○ 明大 9 - 2 早大 ●

 明大が17安打9得点で大勝。今秋7連勝で5季ぶり44回目の優勝へ王手をかけた。

 23日のプロ野球ドラフト会議を前に、上位指名候補に挙げられている明大の左腕エース・毛利海大投手(4年・福岡大大濠)が先発。7回96球を投げ、3安打2失点(自責1)の好投を見せると、同じくドラフト上位指名候補の4番・小島大河捕手(4年・東海大相模)が、4回に右前へ2点適時打するなど5打数2安打2打点。

 6回には1番・岡田啓吾内野手(3年・前橋育英)がソロ本塁打、3番・榊原七斗外野手(3年・報徳学園)が2点本塁打を放ち、突き放した。

 早大の先発で、ドラフト候補の右腕エース・伊藤樹投手(4年・仙台育英)は、5回0/3、120球を投げて11安打を許し、7失点と崩れた。明大は19日の2回戦も勝つと、23年春以来44回目のリーグ優勝が決まる。

▼ 明大・毛利海大投手

「春、優勝決定戦で(早大・伊藤樹に完投されて)負けてから、このためにやってきた、という強い気持ちを持って(マウンドへ)上がろうと思っていた。2点取られてしまったところは自分のミスでもあったので、そこは反省して。初回から打たせて取りながら、流れを向こうに渡さないようにと。(ドラフトを控えつつ)リーグ戦中なので何も考えず、
自分のピッチングをしたら評価してもらえると。そこだけを集中して準備してきた」。

▼ 明大・小島大河捕手

「(4回の適時打は) 前の打者がいい流れで繋いでくれたので、自分は思い切って振るだけだった。(打線全体として)練習からしっかり振れていたので、その結果がきょうに繋がったかなと思っている。(ドラフトを控えているが)目の前のことをしっかりやっていくことが繋がってくると思うので、まずは明日いい勝ち方ができるように、しっかり準備していきたい」。

▼早大・小宮山悟監督

「春、明治は相当悔しい思いをしていたということは承知した上で、その勢いをどれだけ跳ね返せるか、そういう戦いだと思ってたんですけども、思った以上に彼らの圧がものすごかった。力負けですかね。(伊藤樹について) やられた回は、ちょっと乱れたという状況ですけども、守りが良ければもう少しいい形になったのかなと。ただ、あそこで踏ん張りきれなかったというところが、彼の今後の課題。(リーグ優勝に王手をかけられ)明治さんは1枚も2枚も上手だと思いますけど、可能性はゼロではない。連敗だけはしてはいけない。明日、全力で」。

(取材・撮影=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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