復帰登板前にサブロー相手に打撃投手
昨年10月にトミージョン手術を受けたロッテの岩下大輝が、フューチャーズの一員として参加した9月6日の西武とのチャレンジマッチで、実戦復帰を果たした。
チャレンジマッチが行われる数日前に、今季限りで現役引退するサブローのフリー打撃に登板する機会があった。フリー打撃登板後にはサブローから「ピッチャーとしての特徴と、バッターからの意見を教えて頂きました」と金言をもらい「サブローさんから教えていただけたのは、ありがたかったです」と感謝した。
そして実戦復帰戦となった6日の西武とのチャレンジマッチでは、5点リードの8回からリリーフ登板。
「その(チャレンジマッチの)前に1回、サブローさんに投げさせてもらったので、それに比べたら緊張はしなかった」。
戸川大輔に四球を与えたが、愛斗から三振を奪うなど、1イニングを0安打、1奪三振、無失点に抑えて見せた。「(1イニングを)投げ切ることができたので、僕からしたら収穫。さらに3人で終わったので、肘に負担もなく、最初にしてはよかった」と振り返った。
気になる登板後の右肘の状態についても、「登板前に比べて多少張りはあったが、痛みはなかった。順調だと思います」と肘の不安もなかったようだ。
13日に行われるDeNAとのチャレンジマッチにもフューチャーズの一員として参加するなど、右肘は順調そのもの。ただ、岩下は「みんなに飛ばし過ぎだと言われるくらい順調なのが怖いです」とも話す。長いリハビリを経て、マウンドに帰ってきた男は、次なるステージで投げるため腕を振る。