2年連続で広島から
2016年度の沢村賞・受賞選手が24日に発表され、広島のクリス・ジョンソンが受賞した。
日本における投手最高の栄誉として知られる沢村賞。今年はローテーションの柱として広島を25年ぶりの優勝へと導いたジョンソンが選出された。
沢村賞には選考基準が設けられており、「25試合登板以上」、「15勝以上」、「防御率2.50以下」、「投球回数200イニング以上」、「150奪三振以上」、「10完投以上」、「勝率6割以上」という7項目を基準とし、選考委員会で協議の上で決定される。
ジョンソンは今シーズン26試合に登板。15勝(7敗)と防御率2.15、勝率.682の4つの項目をクリアした。
外国人選手による受賞は、1964年のバッキー(阪神)以来。なんと52年ぶり2人目の快挙となった。
また、昨年は前田健太が受賞。2年連続で広島からの受賞となっている。
クリス・ジョンソン
[今季成績/規定](1)15勝 /15勝以上 [○]
(2)141奪三振 /150奪三振以上 [×]
(3)3完投 /10完投以上 [×]
(4)防御率2.15 /防御率2.50以下 [○]
(5)180回1/3 /200投球回以上 [×]
(6)26試合 /25試合以上 [○]
(7)勝率.682 /勝率6割以上 [○]
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☆7項目中4項目クリア
直近10年の沢村賞投手
☆2015 前田健太(広島)
29登板 15勝 防御率2.09 175奪三振 206回1/3 5完投 勝率.652
☆2014 金子千尋(オリックス)
26登板 16勝 防御率1.98 199奪三振 191回 4完投 勝率.762
☆2013 田中将大(楽天)
28登板 24勝 防御率1.27 183奪三振 212回 8完投 勝率1.000
☆2012 摂津 正(ソフトバンク)
27登板 17勝 防御率1.91 153奪三振 193回1/3 3完投 勝率.773
☆2011 田中将大(楽天)
27登板 19勝 防御率1.27 241奪三振 226回1/3 14完投 勝率.792
☆2010 前田健太(広島)
28登板 15勝 防御率2.21 174奪三振 215回2/3 6完投 勝率.652
☆2009 涌井秀章(西武)
27登板 16勝 防御率2.30 199奪三振 211回2/3 11完投 勝率.727
☆2008 岩隈久志(楽天)
27登板 21勝 防御率1.87 159奪三振 201回2/3 5完投 勝率.840
☆2007 ダルビッシュ有(日本ハム)
26登板 15勝 防御率1.82 210奪三振 207回2/3 12完投 勝率.750
☆2006 斉藤和巳(ソフトバンク)
26登板 18勝 防御率1.75 205奪三振 201回 8完投 勝率.783
※所属は当時