「北海道を盛り上げていきたい」
ソフトバンクからFA宣言した鶴岡慎也の日本ハム入団が正式に決定。18日に入団会見が行われた。
鹿児島・樟南高から三菱重工横浜を経て、2002年のドラフト8位で日本ハムに入団した鶴岡。今回はプロ入りから9シーズンを過ごした古巣への復帰となる。
2013年のオフにFAでソフトバンクへと移籍。加入した2014年から4年で3度の日本一に輝くも、今季は若手の台頭もあって一軍出場は29試合と大幅に減少。活躍の場を求め、2度目のFA宣言を行った。
古巣・日本ハムはこのオフに大野奨太がFAで中日へ移籍。チームには期待の有望株・清水優心がおり、育てながら使っていくうえでも経験豊富なベテランがいるというのは心強いことこの上ない。自由契約から復帰する実松一成とともに、チームを支えるはたらきに期待がかかる。
チームを率いる栗山英樹監督は、「もっと北海道に愛されるチームにならなくてはいけない、そのためにも鶴岡選手に帰ってきてもらいたいと思っていたし、帰ってきてくれると信じていました」とコメント。鶴岡も「5年ぶりに戻って、また22番の背番号を背負うことができる事もとても嬉しいです。これからは北海道を盛り上げていきたいという思いと、グラウンドの上でしっかり役割を果たしていきたいという責任感、緊張感でいっぱいです」と意気込みを語った。
【鶴岡慎也・プロフィール】
生年月日:1981年4月11日(36歳)
身長/体重:175センチ/78キロ
投打:右投右打
経歴:樟南高-三菱重工横浜-日本ハム-ソフトバンク-日本ハム
[今季成績] 29試 率.321(28-9) 本3 点5
[通算成績] 1053試 率.239(2376-567) 本17 点239
▼ コメント
「ファイターズに入団することになりました。ファイターズにいた11年、選手として育ててもらって、家族を築いたのもこの北海道です。自分にとって北海道は特別なものでしたので、今回声をかけていただいて嬉しかったです。5年ぶりに戻って、また22番の背番号を背負うことができる事もとても嬉しいです。これからは北海道を盛り上げていきたいという思いと、グラウンドの上でしっかり役割を果たしていきたいという責任感、緊張感でいっぱいです」
▼ 栗山英樹監督・コメント
「来年ファイターズは北海道で15年目になります。もっと北海道に愛されるチームにならなくてはいけない、そのためにも鶴岡選手に帰ってきてもらいたいと思っていたし、帰ってきてくれると信じていました。対戦していた時も、今のファイターズに足りないものは何か、と聞いたこともありました。年内に皆さんに入団の報告ができて、個人的にも本当に嬉しいです」