6月19日、プロ野球ファンが待ちに待った2020シーズンが、いよいよ開幕する。
日本のプロ野球史に前例のない“6月開幕”は、きっと誰にとっても一生忘れられない特別な思い出となるだろう。私たち野球ファンは、この日が来ることを何カ月も心待ちにしていた。ひたすら信じて、ずっと我慢してきた。だから2020年6月19日は、私たちに「やっぱり、プロ野球だ」と思わせてくれる特別な1日となるに違いない。
今シーズンもプロ野球を中継するスカパー!は、この特別な開幕に合わせて1本のCMを制作した。
「#みんなで始球式」と名付けられたキャンペーンは、この特別な幕開けを告げる始球式を文字どおり“みんな”で作り上げようと呼びかけたものだ。開幕戦はすべて無観客で行われるが、たとえ球場に行けなくても“参加”することはできる。そうした呼びかけの下に“投球モーション動画”を募集し、それを1つにつなぎ合わせて映像化。「#みんなで始球式」は、そうして完成した。
SNSを通じて多くの野球ファンに参加を呼びかけ、自らも投球動画を撮影して参加したのはスカパー!プロ野球PRアンバサダーとして活動する倉持明日香さんだ。元プロ選手の倉持明氏を父に持ち、芸能界屈指の野球ファンとして知られる倉持さんは、この空白の数カ月間をどのように過ごし、どのような思いを抱いていたのか。その言葉は、「一生忘れられない開幕」へ熱い思いに溢れていた。
―――――
取材=細江克弥
撮影=兼子愼一郎
―――――
野球を見られない寂しさを感じるたびに、
――プロ野球の開幕が、いよいよ目前に迫ってきました。倉持さんがPRアンバサダーを務めるスカパー!のCM「#みんなで始球式」も話題になりました。
子どもから大人まで、男女問わず、野球経験があるかどうかも関係なく、みんながプロ野球の開幕という大きなイベントを心から楽しみにしているんだと改めて実感しました。
開幕を待っているのは、選手や関係者だけじゃないんですよね。こんなにも多くのファンの皆さんの熱い気持ちが、すごくよく伝わるCMだったと思います。
――みんなの投球動画をつなぎ合わせて始球式に見立てるというアイデアはとても素敵でしたし、倉持さんの投球もお見事でした。
きっと、参加されたすべての人の動画に“背景”があると思うんです。私もそう。どのボール、どのグローブを使おうかなと考えたり、『どういうフォームで投げようかな』と考えたり。
でも、いざ投げようと思うと、いろいろと細かいことが気になっちゃうんですよね(笑)。そういう意味でも楽しめましたし、日本全国でプロ野球の開幕を待っている皆さんの思いが、1つの動画、1つのCMになってつながるなんて、本当に素敵だなと思いました。
――シーズン開幕を心待ちにした時間は、倉持さんにとってどんな時間でしたか?
やっぱり、長く感じました。
私は2月の沖縄キャンプをプライベートで見に行ったんですけれど、それ以来、まさか数カ月間も選手の姿を見られないなんて思いませんでした。
父が元プロ野球選手、兄が野球少年という環境で育った私にとって、野球を見ない時間がこんなに長く続くのは生まれて初めてのことだったんです。代わりに何をすればいいのか、最初はまったくわかりませんでした。
でも、だからこそ選手の皆さんがSNSを使って情報を発信してくださったことが本当に嬉しかったです。もちろん私もチェックしていました。
インスタライブを開催した選手が質問を受け付けている時は、こっそり質問してみたりして。
――ちなみにその質問、採用されました?
されたんです!
それが本当に嬉しくて、記念にスクショして1人でドキドキしていました。やっぱり、ああいう形で野球選手としての“オン”の姿だけではなく“オフ”の姿を見せていただけると、一気に距離が縮まった気がします。だから、すごく楽しかった。
開幕延期が決まったばかりの頃は、野球好きの後輩と「今年は何をすればいいの?」なんて冗談を言い合っていたので、選手の皆さんのファンサービスは心に響きました。
――野球という存在の大きさを、改めて感じた時間だったんですね。
本当に。野球を見られない寂しさを感じるたびに、私の中での野球の存在の大きさを確認しました。しかも、私の場合は私だけの問題ではなく、“倉持家”みんなの問題でもありますから(笑)。
――SNSでの発信や今回のCMの共通項として、こういう時だからこそ「みんなで工夫して、一緒に何かしよう」という空気感を感じられた時間でもあった気がします。
私もそう思います。一方的なものではなく、ほんの少しでも関わることで見方が大きく変わることってありますよね。たったそれだけのことで、今まで見えていたものがまったく違うものに見えたりして。
今回のCMも同じだと思います。
ただ見ているだけのCMと、自分や家族、知り合いが出演している、または動画を投稿して応募しただけでも、CMに対する思い入れが全然違う。ほんの一瞬かもしれないけれど、CMを目にした瞬間に「あ!」と思うことってすごく特別なことで、すごく楽しいことじゃないかなって。
「#みんなで始球式」のCMも、そういう意味でたくさんの人を笑顔にしてくれたんじゃないかなと思います。
今シーズンはとにかく“初めて”ばかり
――いよいよ開幕する今シーズンについては、どんなところに注目していますか?
今シーズンはレギュレーションが大きく変わるのですが、私は、試合数の減少よりも“試合日程”に注目しています。
例えば、感染リスク抑制のため、セ・リーグは関東・関西圏での集中開催、パ・リーグは同一カード6連戦などのイレギュラーな日程で行われることになりましたよね。そうなると、特に投手陣の起用法がぐっと難しくなる気がしていて……。リリーフ陣、特に中継ぎ投手の充実が大きなポイントになりそうですよね。
もちろんそれだけではなく、今年はとにかく“初めて”のことばかり。戦い方そのものが、例年とはまったく違う感じになるんじゃないかなと思っています。もしかしたら、“勢いに乗る”ことがすごく大切なシーズンになるのかな……。そう考えると、試合の主導権を早く握れるチームが強いかもしれません。
――そういう意味でも、予想が難しいシーズンになりそうです。
でも、ファンにとっては最高に面白いシーズンになることは間違いないですよね。見ている側が「え!?」と思ってしまうシーンが、きっとたくさん見られるはずですから。
――倉持さんは年間数十試合は球場で観戦されていますが、今シーズンは観戦スタイルも大きく変化するのでは?
開幕からしばらくは無観客試合が続くと思うんですけれど、私たちはいつか球場に足を運べる日を待ちながら、今はこの状況に対応して新しい観戦スタイルを作りたいと思っています。
私は開幕前の練習試合をスカパー!で観戦していたんですが、もう、「ウチってテレビ局なの?」と思うくらいにすごい勢いでザッピングしながら観ていました(笑)。それはそれで、すごく楽しくて。
自宅で楽しむ観戦方法としては、オススメしたいことが1つあります。
それは、その試合の情報を1つだけ調べておくことです。「この選手とこの選手は同級生対決だな」とか、もっとシンプルに「同じ名字対決」でもいいですよね。そのたった1つの情報を持っておくだけで、景色がガラッと変わると思いますから。
もちろん、自宅ならファウルボールを気にしなくていいから、試合を観ながらじっくり調べることもできますよね(笑)。ぜひ試してみてください。
――みんながテレビやインターネットを通じて“球場外”で観戦すると、SNSなどでも大いに盛り上がりそうですね。
「自宅で球場グルメを再現しました」という人もたくさんいると思うので、皆さんの観戦スタイルをSNSでチェックすることを楽しみにしています。
私はいつも球場で枝豆を食べるので、実はかなり前から準備しているんですよ。冷凍庫に大きなパックが入っているんですけれど、母に「早く食べて」と言われながら、それでもじっと我慢しています(笑)。
この数カ月間があったからこそ
――スカパー!のプロ野球PRアンバサダーとしての活動は5年目に突入しました。野球の新たな楽しみ方、新たな魅力を伝えるという意味でも大きな役割を担っていると思うのですが、そうした観点から改めてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
スカパー!では全12球団の試合が中継されるので、きっと私みたいに“12球団箱推し”のファンにとっては、たまらないシーズンになると思います。
たぶん私は、チャンネルをどんどん変えながら1つでも多くの試合をチェックすると思います。家族でいろいろなことを言いながら観戦する時間が楽しみで仕方ありません。だから、皆さんもぜひ、今のところは“球場外”で観戦するしかないこの環境を思い切り楽しんでほしいと思います。
それから、5年目を迎えるスカパー!のプロ野球PRアンバサダーとしては視聴者の皆さんにより深い情報をお届けできるように情報収集に励みたいと思います。
やっぱり、各球団の1軍だけではなく、ファームの情報も常にチェックしておきたいですね。「この選手は調子がいいな。そろそろ1軍に上がるかも」と思うと、ワクワクしちゃうんです。そういう部分も含めて、プロ野球全体の面白さを皆さんと共有できたらいいなと思います。
――「#みんなで始球式」のCMでは、「一生忘れられない開幕がやってくる」「やっぱり、プロ野球だ」というキャッチコピーが採用されています。本当に、そのとおりのワクワク感が、倉持さんのお話から伝わってきます。
もし、この数カ月間の我慢を「もう1度」と言われたら「うーん……」と考え込んでしまいますけれど、でも、この数カ月間があったことで一生忘れられない開幕、一生忘れられないシーズンになることは間違いないですよね。
東京オリンピック・パラリンピックが延期になってしまったり、新型コロナウィルスの影響でつらいこともたくさんあったけれど、それを乗り越えて迎えるシーズンの開幕だからこそ、絶対に、一生忘れられない時間になると思います。
きっと、5年、10年、20年という時間が経った時に、「大変だったけれど、ものすごく思い出に残る1年があったんだよ」と振り返る瞬間が来ると思うんです。「あの時はね」って、話したいことがたくさんある。私は、「キャンプを見に行って、ワクワクした気持ちで開幕を待って、そしたら……」という話を、絶対に忘れられない“いい思い出”として話したいなと思うんです。
だから、この特別な今シーズンを、全国の野球ファンの皆さんと一緒に思い切り楽しみたい。心からそう思っています。
【倉持明日香・プロフィール】
・生年月日:1989年9月11日
・出身:神奈川県
☆タレント・女優。元AKB48・チームBキャプテン。
現在は、テレビやラジオの出演の他、ドラマ、舞台など幅広く活躍。2016年からスカパー!プロ野球PRアンバサダー。
日本のプロ野球史に前例のない“6月開幕”は、きっと誰にとっても一生忘れられない特別な思い出となるだろう。私たち野球ファンは、この日が来ることを何カ月も心待ちにしていた。ひたすら信じて、ずっと我慢してきた。だから2020年6月19日は、私たちに「やっぱり、プロ野球だ」と思わせてくれる特別な1日となるに違いない。
今シーズンもプロ野球を中継するスカパー!は、この特別な開幕に合わせて1本のCMを制作した。
「#みんなで始球式」と名付けられたキャンペーンは、この特別な幕開けを告げる始球式を文字どおり“みんな”で作り上げようと呼びかけたものだ。開幕戦はすべて無観客で行われるが、たとえ球場に行けなくても“参加”することはできる。そうした呼びかけの下に“投球モーション動画”を募集し、それを1つにつなぎ合わせて映像化。「#みんなで始球式」は、そうして完成した。
SNSを通じて多くの野球ファンに参加を呼びかけ、自らも投球動画を撮影して参加したのはスカパー!プロ野球PRアンバサダーとして活動する倉持明日香さんだ。元プロ選手の倉持明氏を父に持ち、芸能界屈指の野球ファンとして知られる倉持さんは、この空白の数カ月間をどのように過ごし、どのような思いを抱いていたのか。その言葉は、「一生忘れられない開幕」へ熱い思いに溢れていた。
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取材=細江克弥
撮影=兼子愼一郎
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野球を見られない寂しさを感じるたびに、
野球の存在の大きさを確認しました
――プロ野球の開幕が、いよいよ目前に迫ってきました。倉持さんがPRアンバサダーを務めるスカパー!のCM「#みんなで始球式」も話題になりました。
子どもから大人まで、男女問わず、野球経験があるかどうかも関係なく、みんながプロ野球の開幕という大きなイベントを心から楽しみにしているんだと改めて実感しました。
開幕を待っているのは、選手や関係者だけじゃないんですよね。こんなにも多くのファンの皆さんの熱い気持ちが、すごくよく伝わるCMだったと思います。
――みんなの投球動画をつなぎ合わせて始球式に見立てるというアイデアはとても素敵でしたし、倉持さんの投球もお見事でした。
きっと、参加されたすべての人の動画に“背景”があると思うんです。私もそう。どのボール、どのグローブを使おうかなと考えたり、『どういうフォームで投げようかな』と考えたり。
でも、いざ投げようと思うと、いろいろと細かいことが気になっちゃうんですよね(笑)。そういう意味でも楽しめましたし、日本全国でプロ野球の開幕を待っている皆さんの思いが、1つの動画、1つのCMになってつながるなんて、本当に素敵だなと思いました。
――シーズン開幕を心待ちにした時間は、倉持さんにとってどんな時間でしたか?
やっぱり、長く感じました。
私は2月の沖縄キャンプをプライベートで見に行ったんですけれど、それ以来、まさか数カ月間も選手の姿を見られないなんて思いませんでした。
父が元プロ野球選手、兄が野球少年という環境で育った私にとって、野球を見ない時間がこんなに長く続くのは生まれて初めてのことだったんです。代わりに何をすればいいのか、最初はまったくわかりませんでした。
でも、だからこそ選手の皆さんがSNSを使って情報を発信してくださったことが本当に嬉しかったです。もちろん私もチェックしていました。
インスタライブを開催した選手が質問を受け付けている時は、こっそり質問してみたりして。
――ちなみにその質問、採用されました?
されたんです!
それが本当に嬉しくて、記念にスクショして1人でドキドキしていました。やっぱり、ああいう形で野球選手としての“オン”の姿だけではなく“オフ”の姿を見せていただけると、一気に距離が縮まった気がします。だから、すごく楽しかった。
開幕延期が決まったばかりの頃は、野球好きの後輩と「今年は何をすればいいの?」なんて冗談を言い合っていたので、選手の皆さんのファンサービスは心に響きました。
――野球という存在の大きさを、改めて感じた時間だったんですね。
本当に。野球を見られない寂しさを感じるたびに、私の中での野球の存在の大きさを確認しました。しかも、私の場合は私だけの問題ではなく、“倉持家”みんなの問題でもありますから(笑)。
――SNSでの発信や今回のCMの共通項として、こういう時だからこそ「みんなで工夫して、一緒に何かしよう」という空気感を感じられた時間でもあった気がします。
私もそう思います。一方的なものではなく、ほんの少しでも関わることで見方が大きく変わることってありますよね。たったそれだけのことで、今まで見えていたものがまったく違うものに見えたりして。
今回のCMも同じだと思います。
ただ見ているだけのCMと、自分や家族、知り合いが出演している、または動画を投稿して応募しただけでも、CMに対する思い入れが全然違う。ほんの一瞬かもしれないけれど、CMを目にした瞬間に「あ!」と思うことってすごく特別なことで、すごく楽しいことじゃないかなって。
「#みんなで始球式」のCMも、そういう意味でたくさんの人を笑顔にしてくれたんじゃないかなと思います。
今シーズンはとにかく“初めて”ばかり
ファンにとっては最高に面白いシーズン
――いよいよ開幕する今シーズンについては、どんなところに注目していますか?
今シーズンはレギュレーションが大きく変わるのですが、私は、試合数の減少よりも“試合日程”に注目しています。
例えば、感染リスク抑制のため、セ・リーグは関東・関西圏での集中開催、パ・リーグは同一カード6連戦などのイレギュラーな日程で行われることになりましたよね。そうなると、特に投手陣の起用法がぐっと難しくなる気がしていて……。リリーフ陣、特に中継ぎ投手の充実が大きなポイントになりそうですよね。
もちろんそれだけではなく、今年はとにかく“初めて”のことばかり。戦い方そのものが、例年とはまったく違う感じになるんじゃないかなと思っています。もしかしたら、“勢いに乗る”ことがすごく大切なシーズンになるのかな……。そう考えると、試合の主導権を早く握れるチームが強いかもしれません。
――そういう意味でも、予想が難しいシーズンになりそうです。
でも、ファンにとっては最高に面白いシーズンになることは間違いないですよね。見ている側が「え!?」と思ってしまうシーンが、きっとたくさん見られるはずですから。
――倉持さんは年間数十試合は球場で観戦されていますが、今シーズンは観戦スタイルも大きく変化するのでは?
開幕からしばらくは無観客試合が続くと思うんですけれど、私たちはいつか球場に足を運べる日を待ちながら、今はこの状況に対応して新しい観戦スタイルを作りたいと思っています。
私は開幕前の練習試合をスカパー!で観戦していたんですが、もう、「ウチってテレビ局なの?」と思うくらいにすごい勢いでザッピングしながら観ていました(笑)。それはそれで、すごく楽しくて。
自宅で楽しむ観戦方法としては、オススメしたいことが1つあります。
それは、その試合の情報を1つだけ調べておくことです。「この選手とこの選手は同級生対決だな」とか、もっとシンプルに「同じ名字対決」でもいいですよね。そのたった1つの情報を持っておくだけで、景色がガラッと変わると思いますから。
もちろん、自宅ならファウルボールを気にしなくていいから、試合を観ながらじっくり調べることもできますよね(笑)。ぜひ試してみてください。
――みんながテレビやインターネットを通じて“球場外”で観戦すると、SNSなどでも大いに盛り上がりそうですね。
「自宅で球場グルメを再現しました」という人もたくさんいると思うので、皆さんの観戦スタイルをSNSでチェックすることを楽しみにしています。
私はいつも球場で枝豆を食べるので、実はかなり前から準備しているんですよ。冷凍庫に大きなパックが入っているんですけれど、母に「早く食べて」と言われながら、それでもじっと我慢しています(笑)。
この数カ月間があったからこそ
一生忘れられない開幕、一生忘れられないシーズンになる
――スカパー!のプロ野球PRアンバサダーとしての活動は5年目に突入しました。野球の新たな楽しみ方、新たな魅力を伝えるという意味でも大きな役割を担っていると思うのですが、そうした観点から改めてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
スカパー!では全12球団の試合が中継されるので、きっと私みたいに“12球団箱推し”のファンにとっては、たまらないシーズンになると思います。
たぶん私は、チャンネルをどんどん変えながら1つでも多くの試合をチェックすると思います。家族でいろいろなことを言いながら観戦する時間が楽しみで仕方ありません。だから、皆さんもぜひ、今のところは“球場外”で観戦するしかないこの環境を思い切り楽しんでほしいと思います。
それから、5年目を迎えるスカパー!のプロ野球PRアンバサダーとしては視聴者の皆さんにより深い情報をお届けできるように情報収集に励みたいと思います。
やっぱり、各球団の1軍だけではなく、ファームの情報も常にチェックしておきたいですね。「この選手は調子がいいな。そろそろ1軍に上がるかも」と思うと、ワクワクしちゃうんです。そういう部分も含めて、プロ野球全体の面白さを皆さんと共有できたらいいなと思います。
――「#みんなで始球式」のCMでは、「一生忘れられない開幕がやってくる」「やっぱり、プロ野球だ」というキャッチコピーが採用されています。本当に、そのとおりのワクワク感が、倉持さんのお話から伝わってきます。
もし、この数カ月間の我慢を「もう1度」と言われたら「うーん……」と考え込んでしまいますけれど、でも、この数カ月間があったことで一生忘れられない開幕、一生忘れられないシーズンになることは間違いないですよね。
東京オリンピック・パラリンピックが延期になってしまったり、新型コロナウィルスの影響でつらいこともたくさんあったけれど、それを乗り越えて迎えるシーズンの開幕だからこそ、絶対に、一生忘れられない時間になると思います。
きっと、5年、10年、20年という時間が経った時に、「大変だったけれど、ものすごく思い出に残る1年があったんだよ」と振り返る瞬間が来ると思うんです。「あの時はね」って、話したいことがたくさんある。私は、「キャンプを見に行って、ワクワクした気持ちで開幕を待って、そしたら……」という話を、絶対に忘れられない“いい思い出”として話したいなと思うんです。
だから、この特別な今シーズンを、全国の野球ファンの皆さんと一緒に思い切り楽しみたい。心からそう思っています。
【倉持明日香・プロフィール】
・生年月日:1989年9月11日
・出身:神奈川県
☆タレント・女優。元AKB48・チームBキャプテン。
現在は、テレビやラジオの出演の他、ドラマ、舞台など幅広く活躍。2016年からスカパー!プロ野球PRアンバサダー。