今度こそ殻を破りたい3年目外野手
前日に3選手を一気に抹消したヤクルトは28日、左腕の坂本光士郎(25)と内野手の吉田大成選手(25)、外野手の塩見泰隆選手(27)を一軍登録した。
中でも注目は、右の大砲候補として期待をかけられる塩見だろう。武相高から帝京大、社会人のJX-ENEOSを経て、2017年のドラフト4位で入団した右投右打の外野手。抜群の身体能力を武器に、1年目からファームで打率.329の好成績を残すと、昨季も打率.310。一軍では45試合の出場で打率.182という成績になったが、9月に一軍でプロ初本塁打を放って月間打率.314を記録するなど、ブレイクの気配を漂わせていた。
ところが、今季も「5番・中堅」で開幕スタメンの座を勝ち取りながら、7試合の出場で打率.105と結果が残せずに二軍降格。どうしても一軍の舞台でその実力を発揮することができない。
それでも、ファームでは6試合の出場で打率.333(21-7)、3打点とやはり格の違いを見せつけている。7月17日(金)から出場した5試合すべてで安打を放ち、勢いに乗った状態で一軍の舞台へと戻って来ることになった。
ポテンシャルの高さは誰もが認めるところで、それこそ抹消になった「山田哲人のようになれる器」と期待する声も挙がるほど。
あとはその実力を一軍の舞台で発揮するだけ…。今回のチャンスでひとつ壁を打ち破ることができるだろうか。
その他、28日の公示情報は以下の通り。
7月28日の出場選手登録・登録抹消
■ 埼玉西武ライオンズ
-登録-
34 佐野泰雄/投手
78 齊藤誠人/捕手
■ 東北楽天ゴールデンイーグルス
-登録-
12 近藤弘樹/投手
■ 北海道日本ハムファイターズ
-登録-
15 上沢直之/投手
■ オリックス・バファローズ
-登録-
26 東明大貴/投手
67 中川圭太/内野手
=抹消=
2 白崎浩之/内野手
■ 横浜DeNAベイスターズ
-登録-
15 井納翔一/投手
■ 中日ドラゴンズ
-登録-
24 福谷浩司/投手
=抹消=
54 藤嶋健人/投手
■ 東京ヤクルトスワローズ
-登録-
26 坂本光士郎/投手
66 吉田大成/内野手
9 塩見泰隆/外野手