現役選手の「陽性」はシーズン開幕後初
ソフトバンクは1日、長谷川勇也選手(35)が新型コロナウイルス陽性と判定されたことを公表。これに伴い、あす2日に予定されていた西武戦(PayPayドーム・13時00分開始)を中止すると発表した。
球団の発表によると、長谷川は31日の就寝時に咽頭の違和感と微熱があり、翌1日の朝7時にも微熱があったためPCR検査を受検したところ、陽性判定を受けた。現時点で発熱の症状はなく、保健所の指示により自宅待機としている。
長谷川は7月7日に一軍選手登録を抹消されており、28日からファーム公式戦の阪神3連戦に出場。一軍の監督・コーチ・選手、スタッフとの直接の接触はなかったが、専門家チームより「同施設を利用している一軍選手・スタッフを経由しての新型コロナウイルス感染の可能性を否定できない」との見解を受け、2日の一軍西武戦が中止する運びとなった。
ソフトバンクは今後、選手とスタッフの速やかなPCR検査受検を予定しており、2日は終日ファーム施設を閉鎖し、全施設の消毒を行うとしている。
日本プロ野球の現役選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けるのは、3月の阪神・藤浪晋太郎、伊藤隼太、長坂拳弥の3選手、6月の巨人・坂本勇人、大城卓三に次いで6人目。シーズン開幕後の陽性判定は長谷川勇が初めて。