2020.11.09 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 4 | 終了 | 7 | 北海道日本ハムファイターズ |
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「引退特例」で今季初昇格
ロッテは9日、細川亨選手(40)が今季限りで現役を引退することを発表した。
細川は青森北高から青森大を経て2001年のドラフト自由枠で西武に入団。2年目から一軍に定着し、2008年にはベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞するなど、正捕手として西武の日本一に貢献した。
2011年からはソフトバンクへ移籍し、移籍1年目で自身2度目のベストナインとゴールデングラブ賞を受賞。在籍6年間で3度のリーグ優勝に導き、2017年から楽天、2019年からロッテと、パ・リーグ4球団を渡り歩いた。
細川は「ファンの皆様、19年間、応援頂き、ありがとうございました。入団した頃はこんなに長くプロの世界でやれるとは思ってもいませんでした」とファンへ感謝の思いを述べた。
今季は一軍出場なく、ファームでも12試合に出場し0打席だったが、「私はキャッチャーとしてボールを受けてピッチャーを把握する作業を大事にしていたので、ブルペンでピッチャーのボールを受けている時間が大好きでした。マリーンズでの思い出は昨年6月8日の巨人との東京ドームでの交流戦でバント処理を三塁でアウトにしたことです。自分もまだこんなプレーが出来るんだと我ながらビックリしました」と、ロッテで過ごした2年間の思い出を振り返った。
プロ19年間で通算1427試合に出場し、打率.203(3353-680)、84本塁打、367打点の成績。歴代8位の296犠打を記録するなど記録にも名を残した。
チームはこの日が今季のレギュラーシーズン最終戦。細川は「引退特例」で今季初昇格を果たし、キャリア最後の試合を一軍で迎える。マスクを被り続けた男の最後の勇姿がどのような形で見られるのか。ラストゲームにも注目だ。