今季の出場試合数に応じて支援額を決定
日本プロ野球選手会は7日、オリックスの安達了一選手(33)が特定非営利活動法人の日本炎症性腸疾患協会が実施する「こどもキャンプ」に対して『公式戦の出場試合数×1万円』を支援することを発表した。
安達は2016年1月に国指定の難病である潰瘍性大腸炎を発症。近年はコンディションに気を遣いながらの試合出場が続いているが、今季はここまで38試合に出場して打率.298、0本塁打、2盗塁をマーク。6月2日の阪神戦(甲子園)では史上511人目となる通算1000試合出場を達成した。
安達は「自分と同じ病気の子どもたちがいて、大変な思いをしている人がたくさんいます。自分は大人になってから発症しましたが、子どもの時からこの病気と闘うということは、本当に、物凄く大変なことだと思います。自分にできることは何かということを考えている中で、少しでも助けになれたらという思いで、この活動を支援させていただこうと思いました」と、支援決定までの経緯を説明。
「野球をがんばっている自分の姿を見て、少しでも励みにしてもらいたいということと、自分のモチベーションにもつながりますので、出場試合数という形にしました。本当に大変だと思います。たくさんのみんながいい方向に向かっていけるように、少しでも力になれるようにがんばっていきます」と、自身と同様に病を抱える人々へメッセージを送った。